21世紀、「壁」なきドイツは、ヨーロッパは、何処へゆくのか。独仏関係専門外交官として欧州を代表する知性の一人である著者が、ベルリンの日常から透徹した眼差しで見通す未来。
オウムは擬装集団化したのか。アレフと改称したオウム真理教。2000年1月28日公安庁の請求通り3年間の観察処分が決定した。違憲の疑いもある新法だが、その実効はいかに。内部崩壊も取沙汰される教団の事件の全容。
本を読むこと、そして、その本に導かれながら考えることのすばらしさを私たちに教えてくれる1冊。本書は、全国の中学校、高等学校、勤労青年から寄せられた約200万編の中から選ばれた、285編の入賞・入選作品を収めた感想文集です。
毎日新聞社と全国学校図書館協議会が主催する青少年読書感想文全国コンクールは、今回で第四十六回を数え、二万九千十八校から、総計四百二十八万二千五百六十三編の応募があり、このコンクール始まって以来最多の数字を記録しました。この膨大な数の応募作品は、学校、市区町村、都道府県と各段階で審査を受け、最後に中央審査会で受賞や入選が決められます。本書には、こうしたきびしい審査を経て選び抜かれたすぐれた感想文が収められています。
権力の頂点を目指すエリートと、貧困にあえぐ最下層階級。華やかなニュースの表舞台と、その裏の醜い人間模様ー光と影を往還しつつ、40年間の直接取材をもとに、アメリカの現実をそっくり映し出す。現代アメリカの「全体」を描く渾身の大河ノンフィクション。
幹部に続々極刑判決下る。青山吉伸被告懲役12年、井上嘉宏被告無期懲役、林泰男・豊田亨・広瀬健一・端本悟・早川紀代秀の5被告に死刑判決が下る中、「教祖」の公判進行のために薬物4事件の起訴が取り下げられた。
本書では第180回から検察側立証が終了した第221回までの公判内容の記録を掲載し、さらに元幹部らの判決要旨なども添付した。また、この間の教団の動向についても記している。
“尻”とは何か?縛られた女体はいかなるメッセージなのか?漱石、乱歩、荷風、川端、吉行淳之介、団鬼六、中上健次らの性表現を再検討しながら、性的逸脱、異形の身体をひたすら凝視し、自然規範という権力に本能で抗った表現者の軌跡を体系化する。