サンフランシスコに近い日系人の町、リトル・ヨコハマ。その町に集い、太平洋戦争という試練に耐えながら生きた移民の生活を、二世の著者が淡々とした筆致で描く。アメリカで生れた日本人の文学。
「自分の問題を他人のせいにしてはならない」というのはもちろん正しい。しかし自分を守るすべを知らない子供だった時に大人からされたことに対して、あなたには責任はない。自分に自信をもてず、さまざまな問題や悩みに苦しむ数千人の人々を、著者は二十年以上にわたってカウンセリングしてきた。その豊富な事例から、悩める人生の大きな要因は親であると分析。傷つけられた心を癒し、新しい人生を歩き出すための具体的な方法を、あなたに伝授する。カウンセリングの現場から発想された“現実の希望”にみちた一冊。
人生が存在するのはなぜなのか。それは考えているからだ。世は謎を巡る。千年紀の終わり、通り過ぎた日々へ、今いちど。哲学=考えることの光を。
親子関係や職場、友人、恋人、あらゆる人間関係の中に、心理的虐待ははびこっている。それは“やさしい暴力”とも呼ばれ、カウンセリングの現場で最も注目されている。あまりにありふれていて、じつは心に深いダメージを与える心理的虐待。その実態と対処法をわかりやすくレクチャーする。
悪口を言うときの心の中と、言われたときの対処法、教えます。
十年に及ぶ異国での過酷な日々。ロシア政府の方針を変更させ、日本への帰国をなし遂げた光太夫の不屈の意志。吉村歴史文学、不滅の金字塔。著者渾身の漂流記小説の集大成。
戦争を経験するということは、以前の自分に戻れないということだ。戦争はイラクの地でも、私の中でも続いている。私はどう変わってしまったのだろうー私は何か大変な経験をしたようでもあり、何もなかったようでもある。とにかく、私は生きて帰り、今、この文章を書いているーバグダッドへ進撃する、米軍部隊に同行した40日。女性ジャーナリストがつづる“本当の戦争の話”。
黄金の肌がなまめかしく輝くとき、横浜の秘められた歴史の記憶が、汚辱にまみれた愛憎のドラマが、闇のなかに映し出されるー。黄金の肌が映し出す横浜の秘められた歴史。
貧困と飢餓と動乱の大陸、アフリカ。修道女・鳥飼春菜を通じて、生きることの喜びと悲しみの原点を描く、曽野文学、不滅の金字塔。
リストラと新人事政策の失敗が招いた人材流出。崩壊寸前の東洋電器産業で、同族経営陣はなお保身に走る。その先に待つものは…。東京から北京、ニューヨーク。食う者と食われる者の間で、高見龍平は揺れる。大河経済小説、ここに完結。
格差社会もなんのその、さまざまなジャンルを横断し、この世の「ヘン」に喝を入れる。『サンデー毎日』連載のコラム集。
本書は、旧来の日本システムに背を向けた女性と企業の行動を分析し、新たな社会保障システムへの転換のため、何が必要かを明らかにする。これまで「声」にならなかった日本の苦悩をはじめて理解した画期的論考。
「罪のごみ」、失敗しないコンポスト、詰め替え容器の落とし穴、レジ袋のリユース、風呂敷、水筒、残り湯、ゴム製湯たんぽ、洋室に障子、太陽光発電、重曹の効果と限界、石けんの正しい使い方…すぐできることがこんなに。地球を守るためにできる簡単な一歩。マンガ&エッセイ。
1000人検挙!二代教主すみと王仁三郎に国家が襲いかかる昭和史の闇を徹底検証。拷問死、自殺も相次いだ未曾有の弾圧は何故起きたのか!?昭和10年12月8日、国家の威信をかけ、特高警察は遂に大本に踏み込んだ。第二次大本事件のはじまりである。二代教主すみはこの後、6年を超す獄中生活を余儀なくされる。夫で教祖の出口王仁三郎にくらべ、一般に知られることの少なかったすみの生涯を追いながら、事件の核心に迫る大宅賞作家渾身の一作。
なぜ、あの商品は売れ続けるのか?!スーパー、コンビニの定番商品から話題の個性派商品まで店頭勝負を制する「色」と「デザイン」の成功ポイント!計51点のヒット事例に学ぶデザインノウハウ。