「とりあえずビール二本ぐらい」「その件は折りを見て…」なぜ日本人は、ものごとをはっきりさせないのか。それは悪いことなのか?前衛芸術家、芥川賞作家、中古カメラコレクター、路上観察家、老人力発見者といくつもの顔をもつ赤瀬川原平がその紆余曲折の人生をふり返って「優柔不断はすばらしい」と謳いあげる。構想十年を経た価値観大逆転の傑作・書き下ろし。
一九六二年十月、キューバで攻撃用ミサイル基地建設の動きが発覚した。軍部の主張通り叩き潰すか、良心に従ってソ連と話し合うか。ケネディ大統領の側近であった弟が、アメリカの決断を生々しく描く。
だれも(大きな声では)言えなかった憲法と日本の話。
おのれの悪を凝視し、絶望的体験の地底から恐るべき記憶と無類のユーモアを武器に、日本人再生の希望を掘りおこす。迫真のライブ・トーク。
なぜ、どのようにA級戦犯を秘密裏に合祀したのか。記者が「まるでその場にいたかのようだ」と靖国神社関係者を驚かせた徹底取材で抉りだすA級戦犯合祀の真相。新事実で伝える「靖国問題」の決定版。
おもに映画と本と世の中の話。
ただのナマコと思うなよ。正体はシイナマコト。野性の眼差しが世の中をにらむ。ナマコの目が森羅万象を見つめる。
理想の定年後生活って?進化妻からみのむし夫へメッセージ第2弾。
手軽な散策コースから穴場まで…長野県内と県境エリアのおすすめ64コース。
チャットモンチーを脱退して1年、過ぎゆく日常を見つめ、自らの原点をたどる。著者初の書き下ろしエッセイ集が誕生。-頑張れ。いつかの自分に送るように。詩人ならではの感性が放つ、文芸の新しい予感。
同じ『芝浜』は一つとしてない。志ん生、文楽、圓生ら昭和の名人から、志ん朝、談志、さらには小三治、談春、一之輔など現役トップの落語家まで、彼らはどう演目を分析し、アレンジを加え、ときに解体もしながら、演じてきたのか。演目の進化から落語の“本質”に迫る、画期的落語評論。
食感自由自在、小麦粉マジック。小麦粉をこねた生地で旬の野菜を包む信州の郷土食「おやき」。20種類以上の生地、80種類の具のレシピを一挙公開!!
日記とは不思議なものである。あくまでも個人的な備忘録であり、内面の告白でもある。すすんで人に見せるものではない。だが、記録すれば、いつかは誰かの目に触れる(本書より)。日記文学研究者の最初で最後の日記!
ペリーの開国要求に騒然となる幕府中枢。幕閣の議論もついに膠着した時、老中・阿部正弘が言った。「江川太郎左衛門を呼び出せ」。英龍ほどこの時を予見し、何をなすべきか飛えていた幕臣はいなかった。一刻の猶予もないなか、あらゆる責務を任された英龍の才気がほとばしる。地元伊豆と民を愛し、デモクラシーを夢見た異能の行政官の一代記。
いつまでもそばにいてくれると思っていた人が突然いなくなってしまったら…?大切な人を失い悲しい経験をした人も、いつか辛い別れをするかもしれない人も、どんな人の心も震わせる珠玉のエッセイ。何気ない日常のふとした瞬間は、このうえのない宝物。人は誰でも自分だけの人生を生きている。単行本未収録作品「コロンの記憶」を収録。
踏み込んだ先は「魔界」だった!理論もご高説も“役立たず”!?実践・街場の民主主義1000日の記録。