今や生活用具になりつつあるコンピューター。だが、ソフトウェアをめぐる問題は後を絶たない。新しい法律を紹介しながらソフトの著作権についてわかりやすく説く。
’86年最大のドラマーマルコス独裁政権崩壊を筆者は民衆の中でつぶさに体験した。世界をゆるがした4日間を軸に、革命に至る圧政と腐敗を描くドキュメント現代史。
現代思想の全貌が、今、ここに!“知の転換”を求めて格闘するフランスを中心とする現代思想の総体を、日本で初めて概観する。
日本のためになることはIBMのためにもなることだ。限りなく挑戦する!日本市場に定着するIBMの組織力、技術力、情報力。
頭はいいが体力はいまひとつ…そんな京都大学アメリカンフットボール部が、並いる強豪を退けて2度まで日本一に輝いた秘密は何か。そこには、鬼才・水野監督の合理的でシステマチックな戦略と戦術がある。本書は、不利な状況を克服してスポーツの場で「勝つ」ための実践の書であるが、あらゆる戦いの場で「勝つ」ための冷徹にして攻撃的な方法論であり、また教育論でもある。
家康は対立する会津の上杉中納言景勝を討つべく兵を挙げた。時到る!プロジェクト・メーカー石田三成は宇喜多秀家らと図って大老の一人、毛利輝元を豊臣方の総大将とすることに成功、彼の目論見は実現したと見えた。だが、天下分け目の戦いに彼自身が乗り出さざるを得なくなった瞬間、惨めな敗戦の実施者となったのだった。
オフィスで、レストランで、ベッドで、女たちは観察する。あなたは、気づかぬままに彼女らの辛辣な視線にさらされている。頭のてっぺんから、つま先まで。徹頭徹尾形而下的思考作業のあげく、あなたはふるいにかけられ、デキル男かダメ男に分類されてしまう。シャツでわかる。スーツでわかる。パンツでわかるのだ。とびっきりイイ女が、そっと耳打ちする、戦略マル秘情報60項目。
子どもの夢を奪う社会。プラスチックと本物のリンゴの見分けがつかないー。電子情報の氾濫で五感のくるった子どもたち。豊富な観察記録をもとに、感性豊かな子育ての復権を説く注目の書。
ギリシャ全土に鏤められた数々の神話は、日本の神話にも少なからぬ影響を与えている。その神々、英雄、人間のドラマを、自らの足でたどり目で見つつ綴ったはじめての神話の旅。
急成長した若い集団。そのパワーの源泉はミーイズムであった。事件を生んだ企業人意識のインサイド・レポートと変わりつつある日本社会。
本書は、鶴見俊輔の全仕事を態度の思想としてつかんだ見とり図と、態度の思想を自分の体験でためしてみる実技からなりたっている。やさしくて、役に立つ、みんなの哲学デス。
ラストエンペラー溥儀の皇后、婉容は、阿片中毒にかかり、最後は家族とも引き離され野たれ死にする。その背景には、清王室の陰惨な因習と日本帝国による満州独立の謀略があった。
経済戦国時代を勝ち抜いてきた慶太、昇の二代に互る壮絶な人生と経営陣のドラマ。
信長・秀吉・家康…、三人の天下人の世にあって、こころの領土をひろげることに情熱をかたむけた右近。追放さきのマニラにて死す。彼の夢みた真の故郷とは…。
小石川伝通院の境内に、今日も子連の風車売りが坐っている。一見平凡なこの風車売り、実は根津の親分と呼ばれる凄腕の御用聞、江戸の巷に起こる明暗さまざまな難事件に挑む。
イト老が、枕もとのやぶ医者先生に笑いかけた。小さな町の診療所の、ささやかだけれど、かけがえのない、それぞれの生と死。医学エッセイ。
鋼の闘魂、不死鳥「ウルフ」。あの一番、あの名勝負…。比類なき大記録を打ち立てた栄光の土俵人生が、いま鮮やかに蘇る。