家族の絆とは、愛とはーどん底の試練を「黄金の微笑」で乗り切ったキクエ。20世紀を生き抜いた母の記録。
父に母に、妻たちに、そして、何より、夫たちに知ってほしい…何故に我が子を愛せない?何故に子どもたちは傷ついた?これは、ある地方の新聞記者たちが日本中の親たちに、否、日本中の大人たちに問いかけ、語り、共に考えようと発した渾身のルポルタージュである。
「おとなしい主婦」みつ子は、なぜ、幼児を殺したのか?東京・文京区で起きた女児殺害事件。その犯行に行き着いた主婦の「壊れていった」心の闇に迫る、異色の心理分析ルポルタージュ。
脳の発達にとって最も重要な受胎からの33か月間が人生を決定づける。暴力からわが子を救うことはできるのか。いま子供への「まなざし」が問われている。誰にも気づかれず暴力の種が脳にまかれ、芽生え、犯罪となり、社会をむしばんでいく。凶悪犯罪がますます低年齢化する今、この本はヒトというシステムの崩壊に警鐘を鳴らしている。
破格の天才、織田信長の常識を打ち破る軍略を得て、麾下の光秀、秀吉、勝家ら神速を誇る機動軍団が修羅の戦場を征く。池宮戦国歴史小説の到達点。類例なき新たな信長像の誕生。
浮かぶIT、沈むIT!威勢のいい掛け声に騙されていないか?日本の風土を無視した技術は確実に消えていく!かつての「ニューメディア」の失敗を踏まえ、技術評論の第一人者が日本のITの明日を見通す。
水俣の魂は、世紀を越えて、決して滅びない。1967-1999、大地と海の声を語り、水俣病を語って、この国の近代を問い続けた、精選された24編の記録。
コドモが13歳になりました。親をやめたくなるのは、こんなときです。思春期、不登校、摂食障害、引きこもり、援助交際、万引き、うつ病、家庭内暴力、家庭の崩壊、性、自己臭妄想症、対人恐怖症、いい子の燃えつき、保健室、気分のムラ、無気力、ステップ家族、キレる子、ムカつく子、乱射する子、生徒間殺人(本文には全く関係ないモノもずいぶんありますが)に著者がゆうかんに立ち向かう。
衝撃の女性発見、その時、新潟県警幹部はどう対処したか。九年二ヵ月に及ぶ監禁事件を通して、警察の病んだ実態を明らかにする-迷走する警察組織。
あなたのこころの空洞を過激に照らす泣き笑い。注目の詩人、初の戯曲集。
“こんな日本”になってしまった、すべてのいきさつを、正しく知りたい。二十世紀を一年ずつ、百年分のコラムで大総括。
生命の尊厳と愛のかたちを問う永遠のベストセラー。優秀な外科医、直江がひた隠す「秘密」とは。そして、ひたむきに彼を慕う看護婦、倫子ー。
正倉院の維持・研究に長年携わってきた第一人者が宝庫や宝物の由来・技法等、1250年来の謎を解き明かす。
漱石『こころ』、芥川『玄鶴山房』、賢治『銀河鉄道の夜』、乱歩『陰獣』、谷崎『細雪』、安吾『白痴』…明治・大正・昭和の名作24篇のエッセンスを深くさぐりながら、近代日本が抱え込んだ諸問題を解き明かす、吉本文学論の精髄。
そこにはきっと、生きるヒントが隠されているはず…。流れる雲、動じない雲、愛しい雲、切ない雲、はかない雲、圧倒する雲、優しい雲…。「喜びの写真家」日神和のぶこが、そんな雲たちとの出会いをフォトメッセージに託しました。あなたも雲たちと「喜び」をわかちあってください。