博覧会はテーマパーク!都市に忽然と現れる巨大パビリオン群。一瞬の祝祭のために、男たちは知恵と技を競い、自らの夢と野心をかけた。博覧会を支えたランカイ屋の人生の物語。
向いてないのでやめますー2000年6月、国政史上、前代未聞の理由で政界を去った元自民党代議士・久野統一郎(愛知8区)。竹下派、小渕派を経たエリート二世議員の苦悩の日々、戦後政治の“失われた10年”を、最年少大宅賞作家が描く。
チャーチル畢生の大著からその要所を余すところなく抜き出してこの一冊に凝縮。ヨーロッパで、そしてアジアで、どんな決断を迫られたのか。連合国最高首脳自らが迫真の名調子で綴る第二次世界大戦史の決定版。
1万6000人もの日本人移民を南米の密林に棄てた外務省。その無情な行政と現地で格闘し続けた担当者が、今なお変わらぬ官僚たちの腐敗と行状を証言する。
この国には600万個の地雷が埋まっている。対人地雷は敵を殺すのを目的とせず、戦闘能力を低下させるために用いられる兵器だ。1人が地雷に手足を飛ばされると、最低2人が搬送に必要となり、同時に兵士の恐怖心をあおり士気をそぐ。カンボジアでは戦火が過ぎ去った今も、大勢の人々がその犠牲になっている。国の人口1140万、埋設されている地雷は600万個。写真集。小学4年生以上。
この「憎しみ」があなたには分かるか?ビンラディンたち「テロリスト」の胸中に渦巻く怒りの根源をたどる書き下ろし。
世界を第三次大戦に引きずり込もうとするこの男は何者か?著者だけが知りえた驚愕の新事実で、ビンラディンと国際テロリスト組織の全貌を初めて明らかにする。
主君・信長に愛され、朋友・秀吉との友情を貫いた誠実朴直の男。愛妻・まつと共に加賀百万石の礎を築いた“槍の又左”の生涯。
僚友、前田利家と対照的な運命を辿った“義”に殉じた男の美学。そして敵将の家に稼いだ愛娘・虎姫の数奇な生涯。
なぜ愛するのか。なぜ闘うのか。旧約・新約の時代。父性社会に生きながらも、それぞれに輝きを放った女性たち。エバ、サラ、リベカ、デリラ、ユディト、サロメ、ヴェロニカ、そしてマリア…の生き方や精神に迫り、彼女たちに魅了された芸術家が生んだ作品を考察する。
京都人は、心の底で上に立ちたがる者を見下し、企業のいうことは眉唾と思ってかかる文化を持っている。お仕着せの生活スタイルなど相手にしないしたたかさを持っている。日本人は、どんな暮らしを幸せと思う感受性を持っているのだろう。答えを京都スタイルに探る。
スポーツビジネスの手本と言われるNFL。そこには経営戦略のヒントがある!野球王国アメリカに、アメリカンフットボール(NFL)はいかにして食い込んだか。
1945年3月26日からおよそ90日間。非戦闘員であるはずの「ひめゆり学園」(沖縄師範学校女子部、沖縄県立第一高等女学校)の320余名は日米両軍が激突する戦場へ動員され、13歳〜19歳までの219名が死亡した。“人間が人間でなくなっていく”戦場での体験を語りつづける宮城喜久子(74歳)。記録映像を通じて沖縄戦の実相を伝えていく中村文子(88歳)。ふたりの「ひめゆり学園」卒業生の半生を追い、美談仕立てに隠された沖縄戦の真実、世界情勢に翻弄され続ける沖縄の姿を活写する。
笑い/郷愁/共感/涙。漢字一文字を題材に心を開くエッセー集。
言い間違いも芸のうちー行き交う言葉に耳を澄ませ、集めに集めた日本語模様70編。笑いと言葉を考察する、傑作・書き下ろしエッセー。