海外ヴァイオリニストのコンサート、灯火管制下の結婚式、未知のカクテルを編み出すバーテンダー…“會舘の人々”が織り成すドラマが、読者の心に灯をともす。大正十一年、丸の内に誕生した国際社交場・東京會舘。“建物の記憶”が今、甦る。激動の時代を生きた人々を描く。直木賞作家の傑作長編小説!
北欧デンマーク、世界一満ち足りた時間の国。本当に大切な人、ものと暮らす、心あたたかい生きかた。ヨーロッパから火がついて、たちまち世界各国で話題の地球的ベストセラー!!
身近にあって、気になることば。人呼んで「ことばハンター」、『三省堂国語辞典』の編さん者が大追跡!国語が苦手なあなたも、知らずしらず、ひきこまれる…ようこそ、日本語の森へ。
なぜ貧困は拡大してゆくのか?なぜ労働の尊厳は奪われたのか?なぜ人間らしい生活が蹂躙されているのか?10年にわたって貧困の現場を伝えてきた新聞記者が、丹念な取材と緻密な分析、そしてこみ上げる思いによって書き上げた入魂のルポルタージュ。
“挨拶するときは、相手に体ごと向ける”“自分自身に投資する”“身近な人の欠点に慣れる”…当たり前だけど、ちゃんとできていますか?今日からできて、無理なく続けられる小さな習慣。自分が気持ちのいいことを習慣にして、毎日を機嫌よく過ごそう!
要注目作家・いしいしんじと共に東京の街を歩きながら、人生について語り尽くす20時間。-路上の大河対談「苦悩の珍道中」に加え、人生相談「町田康のどうにかなる人生」を収録。町田康、初の相談+対談集。
何なのだ、いったいお金というものは。答えのない大切な問い、小さな大問題を考えてみよう。絵と文ともに全編書き下ろし。
米原万里的、ワンダーランド。絶筆の連載。究極の温暖化対策から日本人男性の誇りと自信向上計画、イビキ防止器具までーこの世の、あらゆる難問を解決する一一九の発明。
七篇七様の戦慄、めくるめく本格ホラー誕生。
農業なんてかっこ悪いと思っていたー父親が倒れ、やむなく家業の農業を手伝う恵介。両親は知らぬ間にイチゴの栽培にも手を出していた。農家を継ぐ気はないが目の前のイチゴをほうっておくことはできない。一方、東京においてきた「農業反対」の妻との間にミゾができ始め…富士山麓のイチゴ農家を舞台に、これからの農業、家族の姿をみずみずしく描き出す感動作。
不安、怒り、過剰な義務感、つきまとう罪悪感…傷ついた子供の心は、一生苦しみ続ける。親に奪われた人生を取り戻すために。あなたが「毒親」にならないために。勇気をもって、本書を開こう。
どうすればいい。あなたをこんなに愛してしまった。女優・高木志摩子(48)と、作家・奥平正臣(43)がおちた恋。それは、とどまることのない恋だった。
乃木希典と児玉源太郎。戊辰戦争から運命の日露戦争、乃木の自死の日まで、動乱の幕末・明治を疾走した両将の人生の軌跡と友情。
私たちは“不都合なものたち”を愛せるだろうか。私たちは他者の痛みを痛むことができるのだろうか。死刑の本質をあぶりだす新たな思考。
私たちはまだ、彼のことを何も知らない。長渕本人との対話を含む、衝撃の450枚。この国の「男性」や「日本人」が抱えた矛盾を、根本から問い続けてきた男の真実とはー。
これは、のちの天下人たちが、まだくすぶっていた頃の物語ー光秀(45)人生後半戦にしていまだ牢人暮らし。このまま終わるのか?秀吉(24)こき使われても全く出世の目なし。信長を裏切る気満々。家康(19)若くしてすでに苦労人。今川軍の雇われ城主。信長(27)謀反、暗殺、隣の大大名今川義元の脅威で常にキレ気味。天を味方にし、運を引き寄せた鬼才たちの「青春」。痛快!戦国喜劇。名将たちの夜明け前。「四人」シリーズ第4弾。
人気作家がこよなく愛するのは、小さな庭の野菜たち。ソラマメ畑の七人の侍、ナスに学ぶ人生訓、スイカの婚活問題、大怪獣ゴーヤ登場…野菜の生長に一喜一憂する極小農園主の日々をユーモラスにつづる表題作のほか、小説や旅、音楽についてなど、デビューから十数年間に発表された中から選りすぐりの文章を集めた、直木賞作家の初エッセイ集。
ニュースの最前線で奮闘する新聞校閲記者が今どきの「言葉」事情を解説。
偽善と欺瞞とエリート主義の「リベラル」は、どうぞ嫌いになってください!戦後70年。第一人者によるリベラル再定義の書。