僕たちは「その日」に向かって生きてきたー。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。
13時13分からの13秒間、地球は“P-13現象”に襲われるという。何が起こるか、論理数学的に予測不可能。その瞬間ー目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。なぜ我々だけがここにいるのか。生き延びるにはどうしたらいいのか。いまこの世界の数学的矛盾を読み解かなければならない。
結婚した相手は、人生最愛の人ですか?ただ愛する人と一緒にいたかった。なぜ別れなければならなかったのか。恋の仕方を忘れた大人に贈る恋愛小説。
昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。それを不意に断ち切る、愛するひとの死ー。生と死と、幸せの意味を見つめる最新連作短編集。
なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像。
本当にあった息子の話。男の子をもつお母さんの笑いと涙がテンコ盛り。
戻ってきた夫・鴨ちゃんとの輝く日々を描くシリーズ最高の描き下ろし、一挙20ページ収録。
「家出ようと思うんだけど、一緒に来る?」身勝手な親から逃れ、姉妹で生きることに決めた理佐と律。ネネのいる水車小屋で番人として働き始める青年・聡。水車小屋に現れた中学生・研司…人々が織りなす希望と再生の物語。
テレビアニメ化決定。「毎日かあさん」新たなステージへ、笑いもページも大盛りで贈る第5巻。
お兄ちゃんが人を刺すなんて…。“英雄”に取りつかれた最愛の兄を追って、少女は物語の世界に降り立った。そこで彼女は、すべての物語が生まれ帰する一対の大輪を前に、恐るべき光景を目にしてしまうー。
普通に暮らし、普通に生きてきたつもりだったのに。自分は下に落ちていた?家族。生き方。変わるもの、変わらないもの。身近に起きる格差社会の現実を真正面から描いた、大反響の新聞連載小説。
親と子、夫婦、家族でいることの意味を根源から問いかける。『八日目の蝉』から三年。衝撃と感動に震える、角田光代の最高傑作誕生。
緊張で肩を震わす舞台女優、東日本大震災の日、直木賞受賞を知らされた青年…優しさと慈しみに満ちた物語は、ついに終章へ。
“英雄”を捕え兄を連れ戻すべく、数多の物語を旅する少女の過酷な追跡が始まるー。現代を合わせ鏡に、いまを生きる私たちの姿を描き出すファンタジー。
「連続切断魔」の正体は?「悲嘆の門」とは何か?圧巻の終章に向けて物語は加速する!最高傑作誕生。このめくるめく結末に震撼せよ。
毎日新聞連載、大反響のサイバラ家族絵巻。
この街に来てから、私はどんどん素直になっていく。知らない女と心中してしまったお父さん。残された私とお母さんは、新しい人生を始めようと思い立ったー下北沢で。どこにでもある、でも、たったひとつの人と街の愛しい物語。ばななワールドからの贈り物。