葵三代の夢を賭けて入内した徳川和子。後水尾天皇との夫婦の葛藤と絆。宮廷と武家文化の出会いは、修学院離宮の造営へと融合していく。
美しい花、やさしい花、そして闘うつよき花。一筋に花と歩みつづけてたどりついた独自の世界ー。
作詞家・阿久悠は鼻歌も歌わない?写真家・荒木経惟はすべての女性を愛している?日本初女性宇宙飛行士の夫・向井万起男のあの髪型は高校時代から?歴史研究家・網野善彦がいう日本史の真実とは…。各界の知的男性たちから聞き出した、抱腹絶倒、驚愕の話の数々。清水ちなみ初の対談集。
27歳で突然、車いす生活に。しかし、木村佳友さんには、かけがえのない家族の支えがあった。妻と、介助犬シンシア。介助犬の認知を求めて奔走する二人と一頭をやさしさあふれる筆致で追った、愛のルポルタージュ。
家族の絆とは、愛とはーどん底の試練を「黄金の微笑」で乗り切ったキクエ。20世紀を生き抜いた母の記録。
父に母に、妻たちに、そして、何より、夫たちに知ってほしい…何故に我が子を愛せない?何故に子どもたちは傷ついた?これは、ある地方の新聞記者たちが日本中の親たちに、否、日本中の大人たちに問いかけ、語り、共に考えようと発した渾身のルポルタージュである。
テクノストレスは静かに職場から家庭にまで侵入。実例いっぱい、専門医による自己診断の仕方と解消・予防法。
ほら、言いたいこと素直に書いてみたら…意外に簡単!女性向け投稿専門誌の編集長が教えてくれる、採用と不採用の分かれ目。
生きものたちの小宇宙。この南海の楽園には、太古の昔から奇跡的に生き残った多くの動植物が生息する。彼らを育んだのは、すべてが完結するこの島の環境である。奄美の森に入って18年あまり、島で暮らし、その自然の美しさに魅せられた写真家が目撃した“生きものたちの小宇宙”。
日本の歴史教科書であるにもかかわらず、日本のことを意図的に悪く記述し、先人の過失をねじ曲げて解釈し、外国の反日宣伝の言葉を喜んで書き込む。それが現在の歴史教科書の実情だ。どうして歴史教科書は自虐史観と謝罪史観に塗りつぶされてしまったのか。偏向教科書の実態と原因を明らかにし、真実の歴史に迫る白熱の対論。文庫化に際し『採択制度を変えれば教科書に変わる』(第八章)を増補。
「おとなしい主婦」みつ子は、なぜ、幼児を殺したのか?東京・文京区で起きた女児殺害事件。その犯行に行き着いた主婦の「壊れていった」心の闇に迫る、異色の心理分析ルポルタージュ。
脳の発達にとって最も重要な受胎からの33か月間が人生を決定づける。暴力からわが子を救うことはできるのか。いま子供への「まなざし」が問われている。誰にも気づかれず暴力の種が脳にまかれ、芽生え、犯罪となり、社会をむしばんでいく。凶悪犯罪がますます低年齢化する今、この本はヒトというシステムの崩壊に警鐘を鳴らしている。
浮かぶIT、沈むIT!威勢のいい掛け声に騙されていないか?日本の風土を無視した技術は確実に消えていく!かつての「ニューメディア」の失敗を踏まえ、技術評論の第一人者が日本のITの明日を見通す。
水俣の魂は、世紀を越えて、決して滅びない。1967-1999、大地と海の声を語り、水俣病を語って、この国の近代を問い続けた、精選された24編の記録。