失われた駒を求めて、東京からシンガポール、マレーシア、アメリカへー。旅の終わりに竜介がたどり着いた真実とは?戦死した駒師が遺した傑作はどこへ?棋士の夢破れた青年が、再起をかけてその行方を追う!幻の将棋駒をめぐる希望と再生の物語。
合計特殊出生率1.34!5年連続ダウン。“崖っぷち日本”再生のヒントと落とし穴。韓国・中国・フランス・イスラエル・米国・ハンガリー・フィンランド…世界を巡って見えてきた「国の思惑」と「女性たちの本音」
それは、現代史大逆転の、最後の賭け。二万挺の自動小銃に託された、壮大なるロマン。ロンドンからモスクワへ、そして戒厳令下のイランへ。日本人武器商人〈ハジ〉は、ひた走る。歴史の隠された真実を明かしながら。煮えたぎる情念をまき散らしながら。物語作家としての天才と、メッセージのすべてを叩き込んだ未曽有の巨編。
発酵の神秘を追って東奔西走、いつの間にか世界中の臭いものを食べ歩くことに…。“発酵仮面”こと小泉武夫のにおい立つエッセイ。
本書では、1章では信州で昔から作られてきた粉食の定番を、各地の「粉食名人」たちに教わり、プロセス入りでわかりやすく紹介。季節と行事を追いながら、信州の風土の中で育まれてきた粉食文化を実感できるように構成した。また、2章では、粉さえあればすぐできる簡単で、信州らしいヘルシーなおやつを、3章では、地粉で作れる世界の粉食を、4章では、多様な姿を生み出す粉の魅力を紹介するワンランク上の粉食レシピも収録した。
小学5年生のえりなは、学校の中庭に寝転がって、空を見上げるのが大好きなのんびりやさんの女の子。クラスの中には、そんなえりなをヘンに思う子もいるけれど、彼女はいつもマイペース。やがて学級委員の鈴原さんがえりなに興味を持ちはじめ、ほのかな友情が芽ばえますー『バッテリー』シリーズのあさのあつこ、待望の最新作。
父子の誇り。深川の火消し「南組三組」組頭徳太郎。その気迫で「炎のほうが逃げていく」といわれた父を継いだ息子、銑太郎。男たちは命をかけてまといを振り、愛情こまやかな女たちが凛として支える…江戸の情と粋、ここに極まれり。
米原万里的、ワンダーランド。絶筆の連載。究極の温暖化対策から日本人男性の誇りと自信向上計画、イビキ防止器具までーこの世の、あらゆる難問を解決する一一九の発明。
激烈なビジネスの世界を生き残るための最強ツール。カリスマ経営コンサルタント、東大特任教授の著者が分かりやすく伝授。
私たちは“不都合なものたち”を愛せるだろうか。私たちは他者の痛みを痛むことができるのだろうか。死刑の本質をあぶりだす新たな思考。
日比谷騒擾事件に揺れる日本。森宮では「熊野革命五人団」が暴走するー。運命にあらがう“生”。人びとをのみ込む、新しい時代。辻原文学の集大成。豊饒な物語世界、ついに完結。
“信長、先頭切って突き進むだぞ”尾張守護代の一家臣の身で三河、美濃を席巻した仁義を知らぬ信長の父・織田信秀の合戦に明け暮れた破天荒な人生。そして家出少年・信長の放浪の日々。
全国90カ所の展覧会会場で180万人が笑い、涙した人形たち…。今、明かす秘めた思い、込めた願い、そして農家の主婦としての日々の暮らし…。初の人形フォト&エッセー集。
「最後の楽園」を襲った財政危機。国民の「怒りの深層」とは…。
赤字続きの名古屋の老舗シティホテルが人生の大事なことを学ぶ学校になった。苦境のホテルを生まれ変わらせた総支配人は、旧国鉄の労働組合委員長。「アソシアおもしろ学校」など、どたん場を生き抜く様々な知恵が、胸打つエピソードをとおして伝わってくる。