主人公は嫌な男。女たちはしたたかー恋より深く溺れていく…究極の官能をスリリングに描く、衝撃の恋愛小説。
「親子愛」の名のもとに、今も奪われていく幼い命…。とまらない児童虐待事件の現実と、背後にある社会病理をえぐった迫真のルポルタージュ。2001年日本ジャーナリスト会議・JCJ賞受賞。
1945年3月26日からおよそ90日間。非戦闘員であるはずの「ひめゆり学園」(沖縄師範学校女子部、沖縄県立第一高等女学校)の320余名は日米両軍が激突する戦場へ動員され、13歳〜19歳までの219名が死亡した。“人間が人間でなくなっていく”戦場での体験を語りつづける宮城喜久子(74歳)。記録映像を通じて沖縄戦の実相を伝えていく中村文子(88歳)。ふたりの「ひめゆり学園」卒業生の半生を追い、美談仕立てに隠された沖縄戦の真実、世界情勢に翻弄され続ける沖縄の姿を活写する。
「開国を拒めば戦争になる。そうなっても、白旗を掲げてきたら和睦してやる」。ペリーが書いたとされる、幕府へのそんな「書簡」が残っている。アメリカの「砲艦外交」の証拠として、これを取り上げた「新しい歴史教科書」。偽文書の疑いが濃く、そんな史料を「反米教育」に使うなと批判する歴史学会。果たしてこの「書簡」は本物か偽物か。偽物だとしたら、誰が書いたのか。論壇・学界を二分する熱い論争に発展した、「日米関係の原点」一五〇年来の謎に迫る。
言い間違いも芸のうちー行き交う言葉に耳を澄ませ、集めに集めた日本語模様70編。笑いと言葉を考察する、傑作・書き下ろしエッセー。
朝日とともに目覚め、絵を描き、原稿を書き、昼寝をしてから、畑を耕し、ワインを飲みながら夕げの支度…。暇はなくても快適、農園暮らしの日々。
CIA株式会社はライバル情報、リスク分析、事業および市場分析、対抗諜報、基礎調査、保安調査など、ビジネス・インテリジェンスの主要局面について述べている。F.W.ラストマンはCIAの作戦オフィサーとして、また企業インテリジェンス分野の草分けとしての経験をもとに、情報収集、分析、裏づけの取り方、レポート法について語る。
現地ルポとインタビューで高速道路のあすをフェアに考える。
会津の風土から生まれた世界的医学者。その生涯の真実の記録を、同郷の著者が等身大に描く。
奇跡はきっとあなたにも!ネコが好きなすべての人に贈る、感動のノンフィクション10話。
ささやかな人生の哀歓をいとおしむ日々から、ベストセラー小説『精霊流し』は生まれた。胸にしみる待望の最新エッセー集。
1世紀半前に長野県北部を襲ったM7.4地震は再来するのか。地質・地震学と歴史学の協力で、新たな史料を発掘。現代の地震災害対策に活かせるヒントを示す。
海のなかで見つけた私の青空。フリーダイビングで潜る安らかな世界。