大手企業リーロテックに入社して4年。真野穂波は、尊敬する上司・山之辺の秘書として慌ただしくも充実した日々を送っていた。ところが、ある日、同期の亜衣が突然失踪した。彼女のブログには「会社の上司にホテルに連れ込まれそうになってショック…」と最後の書き込みが。穂波は山之辺を疑い始め、亜衣の部屋を訪ねる。そこには、いつか見た光景ーピスタチオナッツの殻が散っていた。
麻薬取締官の加納良が姿を消した。20年ぶりに帰郷した双子の弟・将は捜査協力を求められ、凶悪な密売組織に潜入する。将を待ちうける“悪”の正体とはー驚愕、震撼!息つく間もないエンターテインメント巨編。
息子や娘を操る姑や舅の策略は、とどまるところを知らない。それは結婚生活に対する「敵対的な乗っ取り」だ。配偶者が夫や妻よりも、親との関係を優先していたら、結婚生活はますます揺らいでいく。あなたはただ苛立つだけで何もせず、やり過ごしていないか?ロングセラー『毒になる親』続編希望がわく、関係改善のヒント。
予想できない方法でわたしは姿を現し、生き返る。遺された取材ノートから知った、ロートレックの名画『マルセル』盗難事件。1968年、嵐吹き荒れた時代の不可解な事件を、父はなぜ追い続けたのか。謎に導かれるまま、新聞記者・千晶は、東京から神戸、京都、パリへ…。実在の未解決事件をテーマに恋愛小説の名手が贈る芳醇な「絵画」ミステリ。
築50年の団地に移り住んだ平成の青年・安彦くん。間取り2K、家賃3万8000円。いま、めぐりあう不思議な“昭和”。なつかしさいっぱい、謎いっぱい、著者初の団地小説!
はじめて読んだ本をおぼえていますか?ページをめくれば溢れだす、しあわせな時間と家族の思い出。文学者の父と声優の娘が語りつくした「読書のよろこび」。
プロ野球参入で超注目。楽天とは何モノか?!急成長の秘密とは。その戦略に死角はないか。三木谷社長率いる30代経営陣へのインタビューを通して、楽天の正体を明らかにする。
大切な“小さい人”。離れてゆく恋人。眠り続ける赤ん坊。迷える私たちの前にあらわれた、身長50センチのおばあさん。今日も幸せでありますようにー東直子が贈る、愛しい人々の物語。
ひきこもるとは、いったいどういうことなのか?部屋の中で、何が起きるのか?ひきこもっている間に、人はどう変わってしまうのか?
ひさびさに家族全員揃った日曜日の夕方、ちょっと照れくさくなったお父さんが、日曜日には夕刊がないことを知りつつ「えーと、夕刊は…」なんてつぶやいてしまう、そんな気持ちにささやかなエールを贈らせてもらいます。現実の夕刊が哀しいニュースで埋め尽くされているからこそ、小さな小さなおとぎ話を、12編。微笑んでいただくための短編集です。
ぼく片桐稔は、ある日、姉の家で何者かに頭を殴られ、一ヶ月間意識不明に陥る。目覚めたぼくは、姉があの日殺されたと知らされ、そして、鼻から「匂い」を失ったかわりに、とてつもない嗅覚を宿すことになった。姉を殺したヤツは同じ手口で次々と人妻を手にかけていき、ぼくはー。斬新な発想で独自の世界を築き続けてきた著者が、満を持して放つ、新たな衝撃作。類書なき、嗅覚サスペンス。
だれも(大きな声では)言えなかった憲法と日本の話。
なぜ、これほどまでに強いのか?50年以上にわたり追い続けたジャーナリストが、その実像に迫る。創価学会論の決定版!
辻村さんは大人なのに、どうして子どもの気持ちがわかるのですか?あの時、のみこんだひと言。いま感じている気持ち。その言葉はいつか必ず、あなたを助けてくれる。学校生活、出会いと別れ、読むこと、書くことー。自らの体験を元にまっすぐに語りかけるエッセイ集。
忙しくてたまらない人のためのおうち仕事、らくらく計画!400万アクセスWEBサイト「+αOL主婦の節約生活」管理人初の実用エッセー。
世の中の、そこかしこに隠れ、点在する微妙な真実を独特なまなざしで見抜き、するどく切り取る。天賦の才・山田一成の着眼を、天賦の考者・佐藤雅彦が読み解き、ひとつの解とした。それが本書「やまだ眼」である。抗いようのない現実を受け入れ、噛み合わない歯車を確かめ、日常を見据える。日々の厄介も、不具合も「やまだ眼」は看過しない。毎日新聞夕刊で、じわり人気を博した月2連載。書き貯め・書き下ろしネタも一挙収録。
Twitterの人気連載ついに書籍化!カメルーン生まれ関西育ち!笑いと涙のコミックエッセイ。日本人らしさって何ですか?ジャングルからコンクリートジャングルへ!アフリカ少年の涙と愛にまみれたドタバタ成長日記!
ある日ぼくは、母に通じる手がかりをひとつだけ教えられた。父と出逢った日、母は美しい黒椿を抱えていたと云う。タワーの傍らの、生まれ育った町でぼくは幻の花を追いかけはじめる。次々と家族の謎が解き明かされてー。