「何かをやってくれる人物」として尊皇攘夷派志士の熱い期待を受けて登場した“水使の烈公”。明治維新は斉昭から始まった。
長野県版レッドデータブック。急激な環境変化の中で数を滅らしているメダカやドジョウ、チョウ・トンボ類など…。県内在住の研究者33人が、そうした中から希少種・絶滅種102種を取り上げて現状を詳細にレポート、その保護を訴える。
世間の流行は背を向けて、みうらじゅんが放つ偏愛のエッセイ集、第1弾の登場だっ!マイブーム時代到来を告げる決定的な一冊。
中国の発表した史料の分析によって、対日戦略の深謀遠慮の跡を解明。対等な視点の構築を目指して日中の近現代史を読み直す。
『蝶々夫人』の誕生から100年。今、解き明かされるモデルの謎!グラバー夫人ツルの未公開資料をもとに長年のモデル論争に終止符を打つ。
鮮やかな写真と珠玉の文で紡ぐ信州の四季。さわやかな信州の風を、今、あなたに贈る。
社会の大きな変化の中で、人は風に吹かれる木の葉のように翻弄される。知らず知らずにだれもが探しているのは、子供たちが失ったもの、大人たちが失ったもの…。
バラバラ家庭の喜びと悲しみは?柱を失った大庭家に新しい結びつきは生まれるか?模索する人間を描き出す佐藤愛子の筆は、時に辛辣で、時にユーモラス。そして、泣きたくなるほどあたたかい。
這い上がるのか、落ちてゆくのか!乱世を生きる男に現状維持という贅沢は許されない。黒田官兵衛と信長の軍団長・荒木村重の奇妙な友情を軸に、秀吉、柴田勝家など、戦国末期を疾駆した群像を描く歴史巨編。
最下等の客席「羅漢台」に集う江戸庶民の密やかな楽しみ。下級武士の慎ましやかな生活を揺るがす大事件。稀代の名将が隠し続けた知られざる悩みとは?極上の短編九作を収録。
W・バロウズ、A・ギンズバーグら、ビート世代の肉声で綴る、ビート・ジェネレーションの旗手で、『路上』の作家、ジャック・ケルアックの生涯(ハートビート)。
「えっ、よくそんなこと知ってるね!」…ほんのちょっとした教養が、あなたを人に強く印象づける“決めの一打”になったりするもの。本書は、歴史、宇宙、スポーツ、ギャンブル、動物、食べもの、暦など、あらゆるジャンルから、学校で教えてくれない古今東西のおもしろ知識を紹介。他の本では決して読めない、雑学の醍醐味を味わえる一冊。
真っ先に「市場開放」すべきは日本の知識人業界だ!法曹界、ジャーナリズム、アカデミズム、論壇ー様々な分野にはびこる「排外」の構造と心理を仮借なく暴く。
妻子を捨て、社会を捨て、全国をさすらった山頭火。俳句と生き方がいつしかひとつになっていく過程を探る、ファン必読の書。
私たち日本人とは何者なのか?!覆される「日本人=単一民族」神話!各研究分野の第一線からの最新リポート。
江戸城から千駄ヶ谷・徳川邸へ。十七代・家正の三女として生まれた著者がつづる、維新後の将軍家の歩み。なつかしい、家族との時間。広大な邸の、質素な暮らし。
20世紀最大のブラック・ヒーロー!モダン・ジャズからヒップ・ホップまで。ニューヨーク黒人街からブラック・アフリカへ。ジャズに宿る美の力で、黒人文化の中枢=20世紀芸術の前衛を走り続けた孤高のブラック・ヒーローの魂の軌跡。
越後の豪雪の地を離れることなく静かに世を去った陶斎。多彩な陶技を駆使した数々の作品は今も座辺で日々の酷使に耐え、生活に彩りを与え続ける…心と芸の結晶が光を放ち、今ここに蘇る。