日本の従来構造を支え続けてきた「日米合同委員会」。日本の高級官僚と米軍高官からなるこの謎の組織の実態とは何か?戦後の闇をめぐる松本清張の先駆的洞察を辿りつつ、俊英ジャーナリストが米国による支配の核心を暴く。
田原節が炸裂!滑舌は悪くなったし、物忘れも激しくなった。だけど悔しくない。87歳の現役ジャーナリストが満を持して贈る激烈エッセイ。
予定調和なんてない世の中で、100の悩みに向き合ってみた。毎日新聞「人生相談」が本になりました!
「別にあなた一人のことじゃないわよ。定年夫八割の生態が面白くて」みのむし夫の“生態”を描いて始まった、中日新聞・東京新聞の連載が足かけ17年、全765話で完結。ユーモアと、ちょっぴりの毒をまぶした筆致は書籍シリーズのファイナルを飾る98編でも冴えわたる!
自粛警察ユーチューバー、デビュー40年目のミュージシャン、名指しされた夜の街…。2020年から、2021年。感染と祭典の街に生まれた31の物語。
ほとんど知られていなかった若者による、家族の介護の実態。取材班の報道をきっかけに、自治体が調査を開始、そして国が動き出すー。第25回新聞労連ジャーナリズム大賞・優秀賞。毎日新聞連載「ヤングケアラー 幼き介護」の書籍化!
創設3年、チームを日本一に。プロスポーツ日本初の上場を成し遂げた物語。
ここはぼくの世界、ぼくが王さま。ぼくは小さな水たまりを海と呼び小さな丘を山だと思ったー『宝島』のスティーヴンソンが描く、子供の夢と希望、いのちの輝き。時代を超えて読みつがれる名作が、父娘共訳でよみがえる。
戦争の高揚と絶望、そして戦後の果てない堕落。兄の人生を見つめたその娘は、「謎の歌手」に生まれ変わった。代表作『兄弟』の原型にして、いまに鮮烈な未発表作品、なかにし礼の死後1年目に衝撃の単行本化!
いかにその人生選択へと進んだのか。それを決断させた「いざない」とは。開拓と警備の使命を帯びて…十代の青少年たちが飛び込んだ「義勇軍」。そして満州へ渡った女性たち。
今明かされるー寂聴さん最期の日々。作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんの一番身近にいた秘書がつづる面白おかしく、時に切ない寂聴さんとの日常。横尾忠則さんも寄稿。
夫の若き日の過ちに心を閉ざし、緑色の石の中に生きる妻を描いた「翡翠」、幼くして母を亡くした少年海太が見た絵の中の魔女の正体(「春の闇」)、山間のせせらぎをたどって集める亡き人の置き土産(「秋出水」)ほか24篇。日本人の感性が凝縮された「季語」を縦糸、忘れられない人との邂逅を横糸に、幻想的に紡がれた珠玉の掌篇集。
プロサッカー選手という夢に破れたひとりの青年が目指した新たな夢、それはダンサーだった。挫折を乗り越え手にした「EXILE」加入、俳優としての活躍。そして、夢を与える立場となったAKIRAが目指す理想とは。隠したかった過去をありのままに綴った「EXILE AKIRA」の原点と人生の軌跡。
暮らしの中から、物語は生まれる。思い立ったらいつでも旅立てるよう、なるべく荷物は少なくしたい。ベルリン、ラトビア、モンゴル、鎌倉…転がり込んだ見知らぬ土地で変化する、幸せの尺度。母親との確執を乗り越え辿りついた、書くことの原点。デビュー10年の節目、赤裸々に綴られた人気作家の素顔。
太平洋戦争が激化する一九四五年、東京下町の春。敵国アメリカ人の父を持つ14歳のタケシは、学校や軍需工場でいじめの標的にされていた。空腹で苦しい日々にも親友、家族、初恋と、かけがえのない時が訪れるが、儚い夢を描く少年の頭上に、ついに焼夷弾が降り注ぐ…若者のリアルを見つめる著者が祈りを込めて描く、少年たちの戦争。
“男を見る目がありません”“母から罵られた呪縛から逃れられない”“生きていても楽しくない”“他人とうまく付き合えない”コンプレックス、依存、恋愛、家族関係…「こうあるべき」を解放すれば楽に生きられる。自分で自分を救済するための処方箋。
アメリカ、中国、そして日本。問題が山積みの世界で、模索しながらも前に進む。コロナ禍から立ち直る各国が描く、その未来像とはー。
火事場泥棒的利権優先の「芸風」、学術会議任命拒否問題、差別発言連発、感染拡大中の五輪開催…。行き着く先はディストピア!?松尾式「不思議の国・ニッポン」の歩き方。もはや「違和感」より「危機感」!
近代国家として初の本格的な対外戦争=日清戦争を、日本の指導者はどのように遂行したのか。開戦過程、諸外国との折衝、講和までの動向、三国干渉と日本の対応などを解明。東アジアの秩序を変えた戦争の全貌に迫る。