独特の色あいのさわやかな緑と、澄明な秋空に映える紅葉。一転して荒ぶる厳しい冬の貌。素朴なたたずまいの中に、旅情と郷愁をそそる東北の息吹を伝える。
大都会にちりばめられた恋のかけら、愛の棘。騙されて、魅せられて、誘われて…。男と女のさまざまなかけひきを華麗に描く。シティ派小説の名手がおくる、しなやかな連作集。
女の恋の醍醐味って何?素敵な男に惚れてキリキリ舞いすること?じゃ素敵な男ってどんな男?華麗な経歴の中で多彩な人間模様をみつづけてきた著者のオトナのエッセイ。
苦悶するアメリカ経済のしわよせをまともに受ける工場労働者や家族農場の農場主たち。日米経済摩擦の背景や女性をめぐる状況などを庶民の側から探った明快で血の通った報告。
日本語ルーツの名探偵ソンダル博士が次々に解き明かす語源の不思議、おもしろさ。日韓両国語間の「音韻変化の法則」を確立し『日本書記』の謎を解いた著者が、この法則を駆使して書き下ろした語源講座。大胆で明快な展開に、思わずヒザを打つ。李朝時代の奇人、機智と諧謔の人ソンダルー先達ーを思わせる著者の魅力がいっぱい。
屈指の名君・武帝なきあと、内紛と安定をくり返し、200年続いた前漢時代にも、ようやく衰退のきざしがみえた。その機に乗じて、王莽が皇位につき「新」王朝と称したのだが…。
「新」王朝はまぼろしのごとく消え、騒然たる中に、光武帝が後漢帝国を復興した。陰に陽に反抗してきた北の匈奴を服属させ、後漢最後の献帝のころ、しばしの平安をとりもどす。
赤ちゃんの泣き声、身動きの意味は、一日24時間の中でも少しずつ違います。言葉の話せない赤ちゃんからの信号を受けて、ママは緊張の連続。そんなママにかわって、零歳児〜三歳児の赤ちゃんの訴えを聞きとり、ときにはママの立場で、育児のプロフェッショナルライターの児玉佳子さんと須藤亜希子さんの二人がまとめ上げました。赤ちゃんが、心もからだも、ゆったりとママに預けてくれるハイテクニックをずらりそろえ、しかも、“赤ちゃん語”を完全解読した、ユニークな育児書です。
竹鉄砲、ベーゴマ、田植え…。様々な遊びや行事を通して、学校ではできにくい教育を実践する小さな塾。偏差値教育を超える先生と子供達の見事なアンサンブル。
全日本家族主義はフロンティア精神だ。自由化の嵐が吹き荒れる世界の空で、この会社はどこまで通用するか。
日本のためになることはIBMのためにもなることだ。限りなく挑戦する!日本市場に定着するIBMの組織力、技術力、情報力。
カネが地球をかけめぐる。24時間金融体制を生き抜くノムラのすごさはどこにあるのか。
伊勢・伊賀三十二万石の藩祖藤堂高虎は、実に不思議な人物である。豊臣恩顧の外様大名でありながら、晩年の家康の重要な政策ブレーンとなり、親藩以上の扱いを受けた。“ゴマスリ大名”、と云われた従来の高虎像を真っ向から否定した野心作。
土地を買って家を建てたいとき、マンションや建売り住宅を買いたいとき、スムーズに事を運ぶためのポイントを、専門家が親切にアドバイス。トラブル防止の手引き。
「とかくこの世は住みにくい」のはわかっていても、ついつい争いにまき込まれたらー。その前にこの本を読んでおいて下さい。身近なトラブルの法律相談。
孔明なきあと、魏が蜀をほろぼし、晋時代がはじまる。しかし愚帝続きで繁栄することなく、五湖十六国に分裂、更に南北朝時代を経て隋の初代文帝が大統一の偉業をなしとげた。