はじめて見る風景が、はじめて知る人びとの暮らしが、いとおしく、そして懐かしい。与那国島から稚内まで、多彩な風土の熱い情感を伝える、感動と発見の列島紀行。
戦火は高麗朝の朝鮮半島全域、宋国の中国南部にまで燃え広がった。圧倒的優勢を誇る蒙古軍の実態を探るべく、日蓮は若者対馬幻次郎を、また時頼は家来相良三郎通永に命じ十六郎を、期せずして同じ頃蒙古へ向けて送り出した。彼らの前途は果たしていかにー。
1260年蒙古のフビライが即位。1271年自ら世祖となし、国号を元と改元。アジア全土はその猛威のもとに蹂躪された。海国日本もいまやフビライの標的となる。時の執権北条時頼、鎌倉で布教を始めた日蓮は、共に来るべき大国難に対処すべく動き始めた。
仏教美術流伝の跡をさぐる。インドで種が蒔かれた仏教美術が、緑濃き南海の島々で、砂嵐吹き巻く天山の麓で、また慈雨に潤う中国で、いかに花ひらいたか。広大無辺の東アジアでの仏教美術東漸の流れをいま初めて明らかにする。著者半世紀研鑚の成果がここに実る。
買い物の仕方、医者のかかり方、電話のかけ方など日常必須な会話から、日本の風俗や習慣の紹介まで。身近で家庭的な話題を選び、簡潔でわかりやすい言いまわし、発音のコツ、英米語の違いを文化的背景を示唆しつつ具体的に伝授する。
天国から地獄へ転落して、リングを去った混血ボクサー、大和田正春。いま、人々の熱き思いを全身に浴びて、リングへの階段を上る。浪速のロッキーを倒した“ヒーロー伝説”は甦った。
さまざまある老化現象や老人病を防ぐ手だてはないのか。ぼけはどうして起り、その治療のメドはどこまでたったのか。健康な生活を送るために注意すべきことはなにか。そもそも老化はなぜ起るのか。本書は、老化をめぐる科学・医学の最先端の話題について、150人以上もの大学・企業関係の研究者に取材してまとめたものである。痴呆、老化のメカニズム、老化現象、老人病といった幅広い領域のさまざまなトピックについてやさしく紹介し、「21世紀に向けた老化学入門書」といった内容になっている。
宋船に便乗して明州へ向かった対馬幻次郎は大シケに遭い、巨済島に漂着。時あたかも朝鮮半島全土は蒙古軍の蹂躪になすすべもない有様。記憶を失った幻次郎は朝鮮名林忠一と名乗り、高麗軍と共に剣を取った。一方、北条時頼の家来三郎通永と十六郎、宋僧竜江も渡鮮すべく九州へー。
満州事変、2・26事件、日支事変、そしてついに大東亜戦争へと、暴走する軍部に苦悩される天皇を優しくお慰めし、そって見守っておられたのが皇后さまだった。敗戦を境に激変した日本の社会の中で、国民とともにありたいと念願される両陛下のお姿は、広く共感を呼んだのだった。
大正13年1月26日、皇太子裕仁殿下と久迩宮良子姫がめでたくご成婚、昭和の御代のプレリュードとなった。天皇・皇后となられてからも相思相愛のご夫婦として円満なご家庭を築かれたが、内親王ばかりのご誕生が続くなど、またそのお子たちの育児・教育に伝統の慣行の壁は厚く、両陛下のお悩みは深かった。
江華島へ到着した通永ら3人は、はからずも幻次郎の消息を知る。その幻次郎は一足先に、蒙古の将チャガタイと共に蒙古人としてフビライに拝謁。フビライは2人に、兄の皇帝マングの暗殺を命じた。一方、日蓮は松葉ヶ谷の草庵にこもり、「立正安国論」として知られる著述に没頭した。
民営化3年を経て、日本一の企業にのしあがろうとしている巨象NTTは、今後どこへいくのか、高度情報社会をいかにリードしていこうとしているのか。それを、最前線からリポートしたのが本書である。
本書には、業界や企業が直面している状況や将来への展望はもとより、待遇、職場環境、業績、新卒の採用情報など、就職をひかえた学生が企業を選択するにあたって必要と思われるあらゆるデータを収めた。