現代書壇で最高の権威を誇る毎日書道展の総力をあげておくる、書作品制作への絶好の指針と、お手本集。各巻一流書家50余人が執筆。
1ドル100円時代を勝ち抜くにはー。ビジネスの明日を予見する邱永漢の「国富論」。日本人の気づかなかった日本経済100の急所。
有名作家の夫の許を去って、年下の男性との愛に生きる決意をした女性の胸の中とその後の日々。両親、娘達、さまざまな人達を巻きこんで新しい船出をした心境を率直に綴る。
文永の役(1274)、弘安の役(1281)の2度の襲来は、期せずして吹き荒れた大風によって元軍の大敗に終わった。しかし、その陰には幻次郎、三郎通永、徳右衛門、十六郎らの巧みな計略もあずかって力があった。こうして、日本中を震憾させた最大の国難はひとまず去った。
フリーの音楽評論家が、何を血迷ったか百万円以上もするパソコンを買い込んだ。キーといえば電卓のそれぐらいしか叩いたことがなく、目覚ましの説明書さえ読み間違える昭和ヒトケタ世代。その著者が、今や高級機を駆使し、企業にアドバイスし、専門誌にまで登場するパソコン人間に変貌した。一体、何が起こったのか!
文永4年(1267)4月、世祖フビライの国書が高麗使によって日本にもたらされ、幕府、朝廷は緊張の極に達した。高麗朝もまた元の弾圧に四分五裂の有様。金允侯将軍率いる三別抄軍は果敢に元軍に抵抗、一方、幻次郎らはフビライ暗殺を図ってチャガタイを上都開平府に送ったがー。
昭和6年の満州事変をきっかけに満州国建国、国内では昭和7年に5.15事件が起こるなど、激動の昭和史が進展する。これらのドラマで重要な役割を果したのが北一輝や石原莞爾ら日蓮主義者たちである。新聞記者の改作は彼らの動きを追っていく。改作は京都大学副手の鳥海慶子に教えられて日蓮主義者の社会主義的「新興仏教青年同盟」の存在を知る。「仏陀を背おいて街頭へ」のスローガンをかかげた「新興仏教」の指導者妹尾義郎とは…。
昭和8年7月に蒲田日蓮会の一行は「死のう」と叫びながら行進、全員検挙された。警察はこの「死のう」団員に拷問を加えた。彼らは警官を告訴、徹底抗争した。昭和11年2.26事件が暴発した。首魁の日蓮主義者北一輝、西田税は反乱将校と共に処刑された。新聞記者としてこの不気味な宗教思想を追及してきた改作は日米開戦の直前にスパイ容疑で逮捕、投獄される。彼は良寛の「法華転」を読み、日蓮や法華経の研究に打ち込むが、昭和19年死刑に。
花や木を詠みこんだ、万葉の名歌・秀歌77首をやさしく、わかりやすい解説とともに紹介。巻末に「資料・万葉花の名歌一覧」(313首)を掲載。植物愛好家にも必携の書。
岬一郎は東京の下町に住む一見平凡な独身のサラリーマン。しかし、彼の体内には異常な力が急速に成長していて、ある日、その力が思いがけない形で外に噴出する。野心的長篇。
岬一郎に“世直し”の期待をかける人々と恐怖を抱く人々。そのはざまで彼はどう動くか。SFと人情物語を結合させ、現代に聖書的世界を展開する。新分野を切り拓いた長篇小説。
彫琢された文章、彷彿とする人と自然。旅、スポーツ、行事、風物など身辺雑感をあたかも掌篇小説のごとく描いた珠玉のエッセイ。
秀吉晩年の狂気に翻弄されたひとりの少女が逆境をはねかえして毅然を生き抜いた一生と、その当時の日朝関係史を交錯させて綴った感動のノンフィクション・ストーリー。
ラクして暮らす方法があるのか?ない。では健気に生きよう。お酒を控えて、原稿を書こう。しかし締切りを守るだけの日々は味気なく侘しい。ストレス解消の道はないか…。都会派・新進作家の優雅な(?)生活。
教育投資こそ、目減りしない財形貯蓄だ。塾・家庭教師で、損をしたり、子をダメにしないために。
わが国でも有名な兵法書『孫子』。その著者であり当代随一の戦術研究家・孫武は、三顧の礼で呉国に迎えられた。世は戦乱の春秋時代であった。
呉王の期待にそむくことなく、孫武はかくかくたる戦果をあげた。老年故郷孫家屯に引退したが、それでも彼の力をたのむ武将は少なくなかった。