格差と閉塞感の現在へ戦後保守からの異議申し立てー高等小学校卒の土建業者と東京帝大卒のエリート官僚、陸軍二等兵と海軍主計中尉、親・吉田茂と反・吉田茂、「日本列島改造論」と「戦後政治の総決算」-同じ年に政界デビューしながら対照的な角栄と中曽根だが、二人は知られざる「点」と「線」で結ばれていた。番記者だからこそ知り得たその足跡が、角栄の没後二三年を経て、初めて明かされる。それは格差と閉塞感を生む安倍政権への強烈な異議申し立てでもあるのだ。
日本の山岳に魅せられた外国人登山者たちは、何を書き残していったのか。W.ウェストンが『クライマーズ・ブック』を上高地に残して100年余、知られざる山行記録がよみがえる。延べ80人余の50編。上高地から槍・穂高、北アの名峰へ。焼岳噴火の様子も生々しく。
秦末、王朝を覆す「天子の気」を遠望した始皇帝は、その気を放つ者を殺すように命じる。配下に襲われた泗水亭長・劉邦は、九死に一生を得る。始皇帝の死後、陵墓建設のため、劉邦は百人の人夫を連れて関中に向かうことを命じられるが…。三国志より遡ること約400年、宿敵・項羽との歴史に残る大合戦を制した男の全く新しい人間像を描き出す、傑作長編小説の誕生!
暁七つから丑三つどきまで。200点の浮世絵で再現。日出て起き日入りて眠る、自然と共にあった穏やかな暮らし。
肥料や農薬に頼らず、土本来の力を引き出す「自然栽培」で米作りに取り組む著者。全国の仲間と共により良い農業を追求し、試行錯誤を重ねた42年を振り返る。熊本日日新聞「わたしを語る 米作り、1年目から農薬いらない」を単行本化。
プロレスから“総合”へ、男たちの熱き若気の至り!!あの高田延彦vsヒクソン・グレイシーの歴史的一戦から20年。ついに明かされる“総合格闘技”という夢の始末書。笑いと涙の取り調べが、いま始まるー。強さとは?真剣勝負とは?闘いの果てに男たちが見たものとは!?雑誌『KAMINOGE』人気連載、待望の単行本化第3弾!
アルピニストは頂きへ、写真家は存在の彼方へ。ほら、空に手が届く。
「国語」とは自明の存在ではなく、近代形成期に創られた歴史的構築物である。その実相を、国語国字論争などのさまざまな政治文化的運動・論争から探り、「国語」ナショナリズム形成の場とその過程を明らかにする。
Q&Aでわかりやすい!余計な心配をせずに人生のゴールデンタイム(老後)を最大限楽しむためのマネー術!
七番勝負全棋譜・局面図・観戦記で熱戦の模様を詳しく解説。A級順位戦45局の全棋譜・終了図を収録。対局から感想戦までスナップ写真満載。
警視庁公安部の「アンタッチャブル」と捜査一課の「落ちこぼれ」コンビが爆破テロの脅威に挑む。数多のトラップの果て、前代未聞の大どんでん返しまで、一気読み必至!通快コメディ・ノワール!!