東京郊外の新興住宅地が舞台。憧れのテレビをねだる子どもたちを軸に、住人たちのコミュニケーションのすれ違いが重なっていく。伝えることの大切さ、むずかしさが描きだされ、戦前からコメディを得意としてきた小津のもち味も存分に発揮された秀作(「お早よう」)。下宿とスキー場を舞台に、学生たちがひとりの女性をめぐって恋の争いを繰りひろげる青春喜劇。フィルムが現存する最古の小津作品(「若き日」)。
最高の音で楽しむために!
ふたりの娘を残し、愛人と家出をしてしまった母親。ある日、成長した娘たちの前に男と暮らす母親が現われてー。母親役の山田五十鈴が、哀切きわまる演技を見せる。陰影の濃いストーリーには賛否両論もあり、小津作品中ひときわ異彩を放つ(「東京暮色」)。わが子の医療費のため強盗を働いた夫をかばう妻…。アメリカのミステリー小説を映画化した異色作で、洋風の舞台装置がスマート(「その夜の妻」)。
世界最高のニュー・ウェイブ・バンド、ポリスのサクセス・ストーリーとその舞台裏、そしてポリス解散後から現在までのスティングの足跡をあますところなく伝える、ファン必読のバイオグラフィー。妻トゥルーディ・スタイラーとのプライベート・ライフにも密着取材し、ふたりの愛憎の絆をリアルに描き出す。来日公演を記念して、感動の出版。
歴史と政治と芸術にとって証言とは何か。ホロコーストの歴史的意味を執拗に問い続けるクロード・ランズマンの映画『ショアー』の分析を通じて、歴史的事件の目撃行為という直接性において証言と証言者を特権化してしまうことをどこまでも排しながら、目撃者の「感覚的確信」が解体し、証言が不可能になる瞬間に、証言が本来的自己本質への旅を芸術の介入とともに開始する位相を標定する。
映画は時代を映す万華鏡。作り手ならではの透徹した視点で綴った新映画エッセイ。
ナイス・バディインドの女神・ミーナの豪華ポートレート。恋あり、歌あり、踊りあり。名曲&名場面集。あっと驚くドンデン返し。完璧シナリオ採録。映画の謎と極楽ポイントがすべてわかる怒涛の脚注・百連発。伝説のスーパースター・ラジニカーントに、本国でも滅多にできない独占取材。インド映画最新事情&これから日本で公開される作品。
美人検事補が殺害され、ラスティーの苦悩の日々が始まる。全てが計算され緻密に構成された法廷サスペンス。外国映画対訳シナリオ。ビデオを楽しみながら生きた英語を身につけよう。全ページに慣用句、口語・俗語、固有名詞などの解説を収録。
近・現代の日本を代表する160人が語るトップ・マネジメントの要締。ビシネス・リーダー座右の書として、読み方活用360度。活用ヒント、掲載人物小事典、全写真、企業系列がひと目でわかるチャート付。
史上最低の映画監督エド・ウッドと、それよりヒドいキワモノ見世物映画のすべてを網羅した日本最初のガラクタ映画大全。