焦土からの街づくり、奇跡の一マイル「国際通り」はこうしてできてきた。那覇のメーンストリート「国際通り」の歩みがいま明らかにされる。
いまや世界中でもてはやされる日本のアニメ。その隆盛のわけは?「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」の高畑勲監督は、平安時代の絵巻物に最大のルーツを求める。アニメーション監督の眼が明かす「信貴山縁起絵巻」「伴大納言絵詞」などの驚くべき“動きの魔術”の実態。
平和を希求するためには、平和を破壊する戦争を研究し、戦争・紛争の手段である軍事力の本質を理解しなければならない。その軍事力は、時代とともに発展し、効果的な破壊力を持つようになり、第二次世界大戦時のような大量破壊(殺戮)から、湾岸戦争のように相手国の戦力のみの壊滅によって目的を達成し得るものへと、戦争形態の変化をもたらした。しかし、軍事力は、時代の進展にともない、運用方法および役割が変化してきたが、政治目的達成の重要な要素であり、その本質は変わらない。
国と闘い、“宅急便”市場を創った男の論理。宅急便で日本の生活を変えたヤマト運輸元社長、小倉昌男。自ら筆を執り、その経営をケーススタディで書き下ろす。生涯唯一の書。
「黄色い大地」や「紅いコーリャン」で花開いた中国ニュー・シネマ。その黄金期の作品をフィールドに見立て、民衆の心とその文化を奥深くまで読み解く。
本書は、20世紀の回顧と21世紀への経営戦略の展望と課題を視野にいれて書かれたものであり、現在および近未来に解決を迫られている経営課題を平易に論じている。全体の構成が体系的になっているが、たんに教科書的でなく筆者の見解が十分生かされている。
本書は、社会科学におけるマクロとミクロ、また長期と短期の間に見られる異なる見解、事例研究の擁護、経営の実践家との間の互いに意義深い対話の土俵といった問題群を、“行為のシステム”という実在に関する仮定を置き、“意図せざる結果”を探究し、実践家との間で反省的な対話のプロセスを活発化していくという、ひとつの方法論的立場の設定によって解決したものである。
ことわざ、歌、映画の名せりふ、小説のタイトル、子供の遊び…広告のヘッドラインには、もじり、語呂合わせ、駄洒落、二重の意味、造語や新表現、類似音の利用など、さまざまな工夫が凝らされる。音声も動きもない新聞広告の楽しさを満載した。
現代フランスの代表的な映画理論家たちによる本格的な映画理論概説書の完訳。映画および映像メディアをよく理解し、探究してゆくための必携の入門書。詳細な書誌・用語対照表・索引を付す。
公安調査庁・内閣情報調査室の未公開マル秘文書52点を一挙掲載。
「音楽ホール」ではその音色や響き“聴きやすさ”が最も重視されるのに対し、「演劇」においては見やすさ、舞台との距離感と一体的な雰囲気が求められるというのは常識である。この両者の要素を併せ持ち、しかも舞台機構や、楽屋等裏方も最も重装備であるのが「オペラハウス」といえる。本書では、「新国立劇場」の実現に携わったメンバーを執筆陣に迎え、出来るだけ全編を通して、そのデータや実例をベースに、まず“共通項”として「ホール」の解説につとめ、その後それぞれの専門ホールのポイントについて記述することとした。なお、やや性格の異なる「映画館」については、項を独立させ、概説をしている。