本書に収録した映画ポスターは、昭和四十二年後半から四十四年にかけて製作・公開された、いわゆる「成人映画」、または「ピンク映画」と呼ばれる作品のものである。
リュミエール兄弟やメリエスなど、映画の誕生を告げた輝かしい名前の陰にひとりの女性の名が隠されていた。「私はアリス、映画史のはじまりを生きた」フランスからアメリカへ、アリスは映画を撮る旅に出た。彼女はおびただしい作品を送り出したがもはや、その正確な数は誰にも分からない。
建築における零の感触を追求する。建築なるものと建築ならざるものが交錯する不思議な時空にむけられた批評の軌跡。
奥州藤原氏は平泉を拠点として平安末期の東北地方に君臨した。産金をもとに財をなし、京風の絢爛たる仏教文化を花開かせた。初代清衡から三代秀衡へ、支配権はどのように伸長したのか。秀衡の死後わずか二年で源頼朝に攻め滅ぼされたのはなぜか。京都との関わりを軸に、百年の歴史を多角的に検証。併せて、中尊寺金色堂に眠る歴代のミイラの学術調査結果も紹介する。『蝦夷』『蝦夷の末裔』に続く東北古代史三部作完結編。
本書は、多国籍企業の活動を包括的、体系的に理解する目的で編集された。またこれまでの多国籍企業論の理論的成果と同様に、多国籍企業の活動実体についてもできるだけ詳しく説明した。また、EUやNAFTA、AFTAなどの最近の地域統合と多国籍企業の活動の関係についても検討した。
組織のメカニズムを理解し、競争力と活力を引き出す。ビジネススクールが教える組織理論のテキスト。
映画はフランスで始まった!そして、高度な文化・芸術・産業としてフランス映画はいまも、アメリカにおとらぬ重要性をもった作品や監督や技術者を生み出しつづけている。そもそもトリック撮影やアニメーション、犯罪映画など、映画の重要な分野を世界に先駆けて開拓したのもフランス映画だった。本書は、リュミエール兄弟による映画の発明から、ルノワールら巨匠たちによる往年の傑作、映画の革命ヌーヴェル・ヴァーグ、近年の大ヒット作『アメリ』まで、フランス映画百余年の歩みをコンパクトに紹介する最良の一冊である。アメリカの娯楽映画とは異なる、人間とこの世の真実への深い洞察にみちたフランス映画の世界へようこそ。
本書は経営学部の基礎演習のテキストとして、刊行されたものである。基礎演習の共通テキストとして、なにを学習するにしても必要不可欠な方法論や技法を身につけてもらうことをねらって編集したものである。
これまで個別に語られていた競争戦略、業績評価システム、バランス・スコアカード、リスク・マネジメント、内部統制システムなどを統合した「戦略を利益に結びつける」実践的経営論。
やくざ映画、それは究極の人間喜劇ー欲望、嫉妬、暴力、裏切り。人間の真実を鮮烈に抉った不朽の名作「仁義なき戦い」はいかにして生まれたか。やくざ取材術から鶴田浩二、高倉健、深作欣二ら名優・名監督の秘話、そして伝説の作劇法まで、邦画黄金時代を支えた脚本家の刺激的な遺作集。
戦後映画の50年を跡づける著者会心の自選評論集。付、私の選んだ800本の映画。