ソウル・ミュージックのイディオムが十二分に発揮された一作で、彼のキャリアの中でも最も多くの音楽的情報を詰め込んだアルバムのひとつ。前作『ヴィジターズ』のような緊張感はないが、ヴァラエティーに富んだ構成で楽しませてくれる。
ナイスガイ・福山のセカンドは、彼がブレイクする直前の作品。アコースティック色も多く、
彼自作の作詞・作曲によるさわやかな楽曲群は男らしい一面を見せてくれる。菊地桃子出演のCMで話題にもなった先行シングル「アクセス」含む全12曲入り。
<収録内容>
01. もう君はいない
02. このままRain
03. 風をさがしてる
05. 逃げられない (Original Version)
06. LOVE SONG
07. アクセス
08. どうしたらいいんだろう
09. Radio Days 〜1943…〜
10. ザラついたシチュエイション
11. この国を
12. もっとそばにきて
5thアルバム。すべての曲と詩を彼自身で手がけ、`アーティスト・福山`を見せてくれた。メロディも口ずさみやすくてわかりやすいポップなナンバーが揃う。
CMタイアップソング「All My Loving」、「遠くへ」、「恋人」の3曲を含む豪華12曲入り。
<収録内容>
01. Calling
02. All My Loving (Original Version)
03. Moon 4:48
04. 言い出せなくて・・・
05. KISS AND KILL ME
06. 恋人 (Original Version)
07. 遠くへ (Original Version)
08. MELODY (Album Version)
09. Marcy's Song (Original Version)
10. IN THE CITY 4:11
11. IN MY HEART 3:49
12. Good Luck (Original Version)
コブシ振り上げる熱血型を予想していたらば、すっかりハズされて、爽やか度100%なのでした。
全曲の作詞・作曲を手掛けているのは立派。もともとミュージシャン志向の人だし。しかし音楽まで好感度No.1というのも毒がなさすぎのような?
<収録内容>
01.ON AND ON
02.IT'S ONLY LOVE (ALBUM MIX)
03.BLOOD
04.1985年 Factory Street 夏
05.熱いくちづけ
06.雨を聴きながら
07.Dear
08.ダンスしないか
09.明日へのマーチ
10.GLOAMING WAY
11.ぼくの朝
レオンハルトが指揮したクイケン兄弟も加わる古楽合奏団は、先鋭な音楽で知られているけれど、1972年創設の翌年、もっとも初期の録音がリュリだったのはおもしろい。その名称はリュリの率いた楽団の名なのだから。華麗で透き通るほどに美しい演奏だ。
喰って喰って喰いまくる! 人気コミックを原作にした東山紀之主演の日本テレビ系ドラマのサントラは、小西康陽によるクラシック曲のリミックス集。「フニクリ・フニクラ」やラヴェルがクラブ仕様に変化しちゃってるし、(5)の暴走も面白い。曲数が少ないのが残念。
70年代の中高生の指針となっていたころのシングルを収めた14曲。これがそのままポリドール・フォークのサウンド史でもある。その場合主役は当然星勝。どうやっても不動のヴォーカル・スタイルを端から確立していた井上陽水のわかりやすいたくましさに脱帽。
ブギでやっている「はいからはくち」など面白いテイクが入っているから、ファンはうれしいでしょう。ロックを日本の土壌に移しかえようとした努力と苦労が、よく透けてみえる。ヘタだけどいいんだよね。イラストは当然、矢吹申彦さん。
99年、はっぴいえんどのメンバーだった松本隆のイベントで、松本・細野・鈴木の3氏が顔を揃え、大きな話題となったことも記憶に新しい。さて今回のリリースは、彼らの解散前後に発表された4枚をリマスタリングでお届けするもの。いずれ劣らぬ必聴盤。
バーンスタインは、アメリカの音楽家からヨーロッパ公認の音楽家に近づくに従って音楽が肉体性を失い、どんどん作り物めいていった。「火の鳥」の荒っぽいダイナミズムの魅力に較べて、「春の祭典」は、え? なんで? という瞬間にしばしば戸惑わされる。