1979-2010。未収録の作品、未発表の文章を村上春樹がセレクトした69篇。
現代の奇妙な空間ー都会。そこで暮らす人々の人生をたとえるなら、それはメリー・ゴーラウンド。人はメリー・ゴーラウンドに乗って、日々デッド・ヒートを繰りひろげる。人生に疲れた人、何かに立ち向かっている人…、さまざまな人間群像を描いたスケッチ・ブックの中に、あなたに似た人はいませんか。
★仕様/特典
■初回限定盤特典スリーヴケース ・・・ 1992年ニッポン放送スタジオにて。当時22歳。
■特典ブックレット・・・我が「魂ラジ」(20P:2万字対談)
■ギター弾き語りコード譜付き歌詞ブックレット
福山史上、初のアコースティック・ギター弾き語りカヴァー・アルバム!
3月28日(土)に15年間続いてきた番組の終了が発表されている
ニッポン放送「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル"魂のラジオ"」。
リスナーから福山雅治に歌って欲しい名曲とその名曲にまつわるエピソードを紹介する番組内の人気リクエストコーナー「魂のリクエスト」から選りすぐりの名曲を初CD化!!
ラジオのコーナーでも披露しているように、今作では福山雅治の真骨頂でもあるギター弾き語りというシンプルな形で表現されています。
<収録内容>
【CD】
01.銭形平次 作詞:関沢新一 作曲:安藤実親
02.元気を出して 作詞・作曲:竹内まりや
03.長崎は今日も雨だった 作詞:永田貴子 作曲:彩木雅夫
04.心の旅 作詞・作曲:財津和夫
05.チェリー 作詞・作曲:草野正宗
06.糸 作詞・作曲:中島みゆき
07.コーヒールンバ 訳詞:中沢清二 作詞・作曲:Perroni Jose Manzo
08. Raining 作詞・作曲: こっこ
09.雨やどり 作詞・作曲: さだ まさし
10. ZOO 作詞・作曲: 辻 仁成
11.さらばシベリア鉄道 作詞:松本 隆 作曲:大瀧詠一
12. 12月 作詞・作曲: SION
13. Midnight Blue Train 作詞・作曲:浜田省吾
【DVD】
Document of「魂ラジ」
我が「魂ラジ」1
元気を出して
我が「魂ラジ」2
銭形平次
我が「魂ラジ」3
雨やどり
「涼宮ハルヒ?それ誰?」って、国木田よ、そう思いたくなる気持ちは解らんでもないが、そんなに真顔で言うことはないだろう。だが他のやつらもハルヒなんか最初からいなかったような口ぶりだ。混乱する俺に追い打ちをかけるようにニコニコ笑顔で教室に現れた女は、俺を殺そうとし、消失したはずの委員長・朝倉涼子だった!どうやら俺はちっとも笑えない状況におかれてしまったらしいな。大人気シリーズ第4巻、驚愕のスタート。
きみは祖国を知っているか。あなたは祖国を知っていますか。「祖国」を知らない受験生、教師、親たちへ。「祖国」を震災で知った新しい日本人へ。
食事はすべてのはじまり。大切なことは、一日一日、自分自身の心の置き場、心地よい場所に帰ってくる暮らしのリズムをつくること。その柱となるのが、一汁一菜という食事のスタイル。合理的な米の扱いと炊き方、具だくさんの味噌汁。
アンアン連載の人気エッセイ、村上春樹のテキストと大橋歩の銅版画がつくり出す居心地のいい時間。野菜の気持ち、アンガー・マネージメント、無考えなこびと、オキーフのパイナップル、あざらしのくちづけ、うなぎ屋の猫、決闘とサクランボ、ほか全52篇。
私を阻むものは、私自身にほかならない。ラグビー、筋トレ、恋とセックスーふたりの女を行き来するいびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。第163回芥川賞受賞。
きのうもきょうもずーっとあめがふっています。そらまめくんたちはあまやどり。「これじゃあそとであそべないよー」「はやくやまないかなあ」。
義母の富江は心の底から喜んだ。孝之介が文壇最高の権威「日本文芸大賞」の候補になったというのだ。これでもう思い残すことはない…。忽然と姿を消した富江。その行方を気に病みながらも、孝之介たちは選考結果を待つべく「プリズンホテル」へ。果たして結果はいかに?懲役五十二年の老博徒や演劇母娘など、珍客揃いの温泉宿で、またしても巻き起こる大騒動。笑って泣ける感動の大団円。
「飢えの雲、天を覆い、地は枯れ果て、人の口に入るものなし」-かつて皇祖が口にしたというその言葉が現実のものとなり、次々と災いの連鎖が起きていくなかで、アイシャは、仲間たちとともに、必死に飢餓を回避しようとするのだが…。オアレ稲の呼び声、それに応えて飛来するもの。異郷から風が吹くとき、アイシャたちの運命は大きく動きはじめる。
「私の恋人は完璧なかたちをしている。そして、彼の体は、私を信じられないほど幸福にすることができる。すべてのあと、私たちの体はくたりと馴染んでくっついてしまう」-三十八歳の私は、画家。恋愛にどっぷり浸かっている。一人暮らしの私を訪ねてくるのは、やさしい恋人(妻と息子と娘がいる)とのら猫、そして記憶と絶望。完璧な恋のゆく果ては…。とても美しく切なく狂おしい恋愛長篇、遂に文庫化。
物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。果たして、商いは詐なのか。あるいは、ひとが生涯を賭けて歩むべき道かー大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ、ついに開幕!
ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきたのだ。ずっと遠くの場所から、ずっと遠くの時間から、その太鼓の音は響いてきた。-その音にさそわれて僕はギリシャ・イタリアへ長い旅に出る。1986年秋から1989年秋まで3年間をつづる新しいかたちの旅行記。
時が忘れさせるものがあり、そして時が呼び起こすものがある。ある夏の日、僕は父親と一緒に猫を海岸に棄てに行った。歴史は過去のものではない。このことはいつか書かなくてはと、長いあいだ思っていた。-村上文学のあるルーツ。