サンタを待つ少年のもとにあらわれたのは、白い蒸気につつまれた謎めいた汽車。その名はー急行「北極号」。クリスマス前夜のミステリー。1986年度コルデコット賞受賞。
佐伯鷹志は、かつて警視庁警備部警備課に在籍し、SPとして、政治家の警護をしていたエリート警察官だった。いまは一線を退き、北アルプスと立山連峰に挟まれた広大な山岳地帯で遭難者を救助する、山岳警備隊の隊員である。その佐伯を狙う謎の暗殺者集団。彼らは、警察と政界の闇を知りすぎた佐伯を消すために送り込まれた“掃除屋”だった。
詩・短歌・俳句・戯曲・エッセイ…戦後の高度経済成長時代を駆け抜けていった寺山修司は、一人の詩人としても巨大な足跡を文学史に残した。本書ではマザーグースの翻訳詩や、ケストナーからヒントを得た「人生処方詩集」、著者が若き日のすべてを注ぎ込んだ歌集・句集から少女歌集、歌謡曲から戯曲、未刊詩集までを収録。あらゆる人々を魅了してきた青春の痛みと優しさを包んだ寺山修司のエッセンス。
東京・台場で少年たちのグループの抗争があり、一人が刃物で背中を刺され死亡する事件が起きた。直後に現場で目撃された車から、運転者の風間智也に容疑がかけられた。東京湾臨海署(ベイエリア分署)の安積警部補は、交通機動隊の速水警部補とともに風間を追うが、彼の容疑を否定する速水の言葉に、捜査方針への疑問を感じ始める。やがて、二人の前に、首都高最速の伝説を持つ風間のスカイラインが姿を現すが…。興奮の高速バトルと刑事たちの誇りを描く、傑作警察小説。
おじいちゃんと大豆を育てるしょうた。やがてそれは“まほうのたべもの”納豆に変身。
小さい子どもがはじめて発する宇宙についての疑問に、真昼の星をみることが大好きな科学者と国際的に活躍する絵本作家がこたえる。
あの名作がこんなに読みやすくなりました。大きな文字、やさしい表記、親切な脚注。
30余年のべ6万人の実績。黙って座ればあなたと身内の運命と開運法をお話しします。
二十四歳という若さでこの世を去った夭折の詩人・立原道造。室内楽にも似た、ソナチネ風の調べを運ぶ詩からあふれでる抒情の響きは、青春の光芒を永遠へと灼きつけ、時代を越えて今なお輝きを失わない。詩集『萱草に寄す』『暁と夕の詩』『優しき歌』『散歩詩集』など、その詩的世界を網羅する百三十篇余を収録した一冊。
計り知れない力を生み出す「筋肉エンジン」のしくみに迫る。絶えず自動的にリニューアルされているばかりでなく、使えば使うほどバージョンアップされていく筋肉。そのはたらきをエンジンになぞらえれば、アクセルはなんと人間の「意志」なのだ。「身体」の化学反応を「心」がコントロールする、なぞに満ちた筋肉活動のしくみを最新の知見を交えながらやさしく解説した入門書。
ハルヒと出会ってから俺はすっかり忘れた言葉だが、あいつの辞書にはいまだに“退屈”という文字が光り輝いているようだ。その証拠に俺たちSOS団はハルヒの号令のもと、草野球チームを結成し、七夕祭りに一喜一憂、失踪者の捜索に熱中したかと思えば、わざわざ孤島に出向いて殺人事件に巻き込まれてみたりして。まったく、どれだけ暴れればあいつの気が済むのか想像したくもないね…。非日常系学園ストーリー、天下御免の第3巻。
簡易伴奏だけではものたりないという人のために、本格的な伴奏でも弾けるようにアレンジ。自分と子どものレベルに合わせて演奏できる。ピアノ伴奏の練習に欠かせない指番号を全曲に記入。教育現場のリクエストを集め、子どもの声に無理のない調にアレンジ。歌詞・コードネームを全曲掲載。あそびのうた・手話付きのうた等に、わかりやすいイラストを掲載。覚えやすいように工夫。卒園・入園・誕生会・運動会・クリスマス・あそび・アニメ・ヒットソング・春・夏・秋・冬のうたの12ジャンルで構成。子どもたちの1年間に必要なうたを網羅。
「情報リテラシー」「情報化社会」とはどういうことなのだろうか。たくさんの情報機器の中で生きている私たちが、“情報”を受け取り、加工し、発信していくだけではなく、より社会と密接に“情報”をとらえていくためには、何が必要なのだろうか。目に見えない力“情報”と正しくつきあうためのヒント。
和田誠が描くミュージシャンの肖像に、村上春樹がエッセイを添えたジャズ名鑑。ともに十代でジャズに出会い、数多くの名演奏を聴きこんできた二人が選びに選んだのは、マニアを唸らせ、入門者を暖かく迎えるよりすぐりのラインアップ。著者(村上)が所蔵するLPジャケットの貴重な写真も満載!単行本二冊を収録し、あらたにボーナス・トラック三篇を加えた増補決定版。
小さなオコジョのタッチィは、冬眠中のくまさんに早く会いたくて、春をさがす旅に出ます。