「学生街の喫茶店」などのヒット曲はもちろん、ソフト・ロック的ハーモニーも人気のGAROのアンソロジー・ベスト。幻の未発表曲「春のボート」が奇跡の初CD化されたほか、ソロ作品も収録。
永遠のアイドル、“シンシア”こと南沙織の、ヒット・シングルを中心に構成したベスト盤。「潮風のメロディ」「17才」など、1978年の引退までのナンバーから全23曲を厳選。
75〜88年のカネボウ化粧品キャンペーン・ソングを集めたコレクション。ライバル資生堂との戦いのなか、膨大な宣伝費と露出量で力づくで売ってしまった感もあるが、一時代を築いたことは確か。なかでも夏目雅子の「OH! クッキーフェイス」のジャケット写真が懐かしい。
小柳ルミ子が1971〜88年までの昭和年間に発表したすべてのシングルのA面を完全収録した、初の2枚組シングル・コレクション。「わたしの城下町」「瀬戸の花嫁」をはじめ、全43曲を収録。
2002年11月のただ1回のライヴ盤。反戦歌からポップ音楽、パロディ・ソング……なんでもできる幅の広さではなく、なんでも自分たちのものにしてしまう懐の深さがこのグループのすごさだとあらためて感じる。同時に坂崎幸之助が、その体質を見事に受け継いでいることに気づいた。
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最高の音で楽しむために!
モーツァルトが12歳から亡くなる年まで書き綴った珠玉の歌曲がほぼ年代順に並べられている。一語一語語るかのようにテクストを大切に扱いつつ、磨き抜かれた響きで“喜”や“哀”の表情を歌い分けてゆくきめ細やかさは抜群。官能的であってもどこか清涼さが漂う。★
なんとCD8枚で、200曲も入れてしまったベスト盤。有名なクラシックの曲はおおむね収録している。テレビ、映画で使用された楽曲も満載で、多くの人に楽しめる内容。演奏者も一流を揃えた、納得のBOX。
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松山千春で一番印象に残っていることは、倉本聰の手によるドキュメント番組『青春』(と言ったと思う)のバック・ミュージックである。北海道のテレビ局が制作したこの番組、受験か就職かで揺れ動く高校3年生の男女を四季折々の風景を織りまぜて出会いから別れまで一年がかりで撮影されたものだ。全篇にアコースティック・ギターをフィーチャーした千春の歌声が流れ、それが青春をテーマにしたこの番組を一層盛り上げていた。今、改めてこうして聴くと、千春の曲には時代を超えた歌の力があることを強く感じる。何気ない日常の出来事をテーマにした千春の曲には生きるってこういうことなんだなと感じさせるものがあると思う。
2003年1月8日に行なわれた、都はるみの武道館公演の模様を収録。素晴らしい熱唱に、デビュー40周年というキャリアの凄さを実感させてくれる作品。
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阿久悠(あく・ゆう、本名・深田公之=ふかだ・ひろゆき)さんが2007年8月1日午前5時29分、尿管がんのため東京都港区の慈恵会医大病院で死去されました。ご冥福をお祈りいたします
悪友をもじったペンネームで数々の作品を送り出した。名曲は、昭和という時代を彩り、人々の心を温めてきた。手掛けた作品は5000曲。6800万枚を超える総売上枚数を誇り、オリコンランクインシングルは511作を数え、オリコン作詞家ランキングの頂点に立っていた阿久悠さんが天へと旅立たれました。
作詞家、阿久悠の40年に及ぶ輝かしい歩みをCD5枚組で括った力作アンソロジー。単に時代を追うだけの安易な編集は避け、ディスクごとにテーマを分けて構成。とりわけ興味深いのは、特典盤扱いの[5]。ヒットしなかったが愛着のある曲を中心にまとめられた一枚だ。これらの埋もれた名曲群には、阿久が時代に対して放った“くさび”が突き刺さったまま。そこに時代を超えた生々しさがある。北沢夏音氏によるロング・インタビューと収録曲全曲解説を掲載した分厚いブックレットも素晴らしい仕事だ。
奄美(現在東京在住)の唄者、朝崎郁恵がピアノ伴奏で歌っていく。また、浜で潮騒を伴奏に歌っていく。表情豊かな裏声を使った節回しは、昔風の歌い方であるという。「徳之島節」にUA(母親が朝崎と同郷)が参加。歌そのものの持つ力を体感させる歌唱。
共同プロデューサーに元カーネーションの棚谷祐一を迎え、98年3月リリースの8枚目。ロック/ポップスのマニア心をくすぐる細かい仕掛けはさすが。「スカーレット」ほか粒揃いの楽曲を収録。