都市生活者の心の渦と町そのものの渦とをオーバー・ラップさせたコンセプチュアルな作品ととらえることもできる76年発表の2作目のアルバム。加治木剛っていい詩書くよなあ。イラスト&ADは吉田カツ。充実という言葉がぴったりの好盤。
日本で最も有名なアルゼンチン出身の歌手といえばやはりグラシェラ・スサーナだろう。「天使の歌声」と賞賛され《アドロ》《サバの女王》が大ヒットした。日本語で歌う外国人歌手の筆頭だ。大体、外国人歌手にしろ日本人歌手にしろ、身にもついていない言語で歌う時の白々しさには耐えられないものがあるが、スサーナやミルバには不思議と気負いがない。それがヒットした要因かもしれないけどこれこそ音楽表現力の高さだ。73,75,80年の録音。
亡くなる前年、69年のコダーイとプロコフィエフの演奏で、最晩年のセルの持ち味を楽しむことができる。ボロディン、リムスキー=コルサコフらロシアの作曲家の作品もカップリング。
落語家・小三治が、ラジオ歌謡と言われた懐かしい歌をピアノの伴奏を得て歌っている。歌が好きだった少年の頃の物語を、“まくら”シリーズでお馴染みの語りを聞かせ、かなり稽古をつんだ歌をうたっていく。しんみりニッコリさせる懐かしの歌の数々だ。
バーのようなくつろいだ空間で音楽と酒を楽しむというコンセプトで、98年から続けているライヴ・イベント“Ken's Bar”を再現したスタジオ録音盤。これまで取り上げてきた名曲たちを中心に、アコースティックなサウンドで大人の歌をじっくりと聴かせてくれる。
2001年夏、劇場用新作も公開された『カウボーイビバップ』。監督自ら選んだベスト・エピソードを再編集し、さらに5.1チャンネル・サウンドにしたベスト盤!
この夏大ヒットし、アニメファンにも絶大な評価を得た劇場版『天国の扉』。2001年度の劇場用アニメベスト1の声も高い本作が、早くもDVD化。DVDのみの特典アリ。
4枚組100曲入り企画、1年ぶりの第2弾。1枚ごとのテーマはまったく同じで、曲だけ全取っ替え(ダブリなし)という企画は斬新かも。なので、対象ユーザーは前作を買った人、および気になっていて買い損ねた人。“流しっぱなし用CD”として内容面でお買い得。
好評のファミコン20thアニバーサリー・シリーズ。サウンドトラック第3弾は、サードパーティの名曲も収録した豪華版で、名作・秀作から12タイトルをピックアップ。まさに永久保存盤だ。
心身リラックスのためのα波を誘発する、オルゴールのゆらぎ信号。その美しい響きで平井堅の切ないメロディを優しく奏でた本作には、映画主題歌「瞳をとじて」ほかお馴染みの楽曲が満載だ。
『飛び出せ!青春』や『ゆうひが丘の総理大臣』など、熱血教師を主人公にした青春ドラマの主題歌・挿入歌を厳選収録。初CD化となるインスト作品や、初音源化となるテーマ曲も含む貴重盤だ。
レゲエの女王ジャネット・ケイの日本特別企画ベスト盤。ジョン・レノンの(14)やミニ・リパートンの(17)などリメイク・カヴァーも収録。レゲエなのに、フランスの朝って感じがするくらいソフト。彼女の声の高音部分に惚れてるファンも沢山いるハズ。
メロディのメジャー感はデビュー当時から抜きん出るものがあるが、あまりに完成度が高すぎて逆にB級に聞こえてしまうのが難点。この2作目でもそのあたりの特徴は変わらずで、ハード・ロックばりの快楽を提供するサウンドも含めて隙のなさが歯がゆい。うーむ。
2004年1月〜3月に、日本テレビ系にて放映されたドラマ。看護学校を卒業したばかりの新米看護士・高沢裕次郎が大奮闘する、熱血ドラマ作品。主演は、松岡昌宏。
『少年マガジン』の人気マンガが、テレビに登場し深夜放送でありながら高視聴率をマーク。番組内で流れているロック・テイストあふれる楽曲をまとめたサントラ盤も聴き応え十分だ。
96年作品の続編第4弾として2003年9月に放映されたスペシャル・ドラマが完全版で登場。松本の高校を卒業した7人の仲間たちが7年を経て、悩みながらもそれぞれの道を歩む姿を描く。