世界でいちばん素敵な教室シリーズ第42弾。美しい写真とシンプルなQ&Aで伝えるビジュアル図鑑。原子や量子の小さな時間から、宇宙規模の大きな時間まで。科学者が挑み続ける時間の謎と秘密。
現代アート作家が山と熊と田しかない「山熊田」の自然と文化に魅かれて移住を決意し、マタギと結婚。羽越しな布の復活に向けて奮闘する。新潟県最北部のマタギ村「山熊田」の四季を綴る、令和の傑作移住日記。
あなたの町にもきっとある!駄菓子屋、豆腐屋、古本屋など、素晴らしき個人商店の数々。路地裏、駅前、商店街で見つけた魅力あふれる19軒。「個人商店は、地域の人々の交流の場であり、扱い商品の専門家である商店主が地域の消費アドバイザーであったかもーと膨らんだ妄想は、妄想ではなかった。個人商店は「町の宝」だと確信した」。
日本の高山植物953種類を徹底収録。双子葉合弁花類ー335種類、双子葉離弁花類ー352種類、単子葉類ー197種類、裸子植物ー14種類、しだ・こけ植物ー40種類、地衣植物ー15種類。
ひたむきに生きてはいても、なぜか少しずつ、人生の軌道からはずれてしまう人たちがいる。水道局に勤務し、漏水探知の仕事をしている孤独な青年の愛と失意をとらえた「水の音」、幸せな結婚をしたのに、昔のクセからキャバレー勤めを知られ、離婚される女をユーモラスに描く「遅れた時計」、スリをやめることができない自分に絶望して死を選ぶ少年をみつめる「予備校生」など、人生の小宇宙を創り出す秀作10篇。
4度目の挑戦で、ついにチョモランマにたった、“フツー”のサラリーマン登山家・貫田宗男が、執念の山への挑戦のすべてを、登頂直後行方不明となった同志二上純一への限りない哀惜をこめて綴る。
なぜゴキブリは生き残ったのだろう?三億年の淘汰に耐え生き抜いた“進化の勝利者”ともいうべき彼らの生命力のひみつに迫ってみましょう。
1カ月後の天気予報をしたり10億年後の天体の位置を考えるとき、初期値のほんのわずかな差が劇的な変化を生み、未来を予測できなくしてしまいます。大気や水、惑星などはすべて物理の基本法則にしたがって動いているのに、なぜ「予測不能」となってしまうのか、それらを明らかにしたのがカオス理論です。本書では、いまや量子力学や宇宙論にまで応用されるカオス理論を、B・マンデルブローをはじめとする世界の権威が分野ごとに解説します。最先端で日夜活躍している研究者にしか書けぬ、他に類のない本質をとらえた解説です。
時計と生活のなかの時間をめぐるさまざまな疑問に明快に答える、読切り82篇。
遺伝情報の担い手として知られるDNAは、進化の情報がつまった「分子化石」でもある。そこに残された突然変異の痕跡から、三五億年にわたる生物進化の歴史を読みとり、進化のしくみと道筋を明らかにしようとするのが分子進化学だ。進化をさぐるこの新しい方法によって、DNAではダーウィンの自然淘汰説とは違うしくみで進化がおきていることがわかってきたし、ヒトはいつごろサルから進化したか、などの問題にも的確に答がだせるようになった。誕生後まもないにもかかわらず、華々しい業績を打ち立てながら、邁進する分子進化学の、魅力と実力を存分に紹介しよう。
バニング・ジェーンライト。アドルフ・ヒトラーのために、ポルノグラフィーを書く男。「ふたつの」世界を旅する男。彼の口から、果てしない迷路のような物語、呪われた愛をめぐる“もうひとつの二十世紀”の物語が、いま語りだされる…。数多の絶賛を浴びながら、現代アメリカ文学界に慧星のごとく登場したスティーヴ・エリクソンの傑作長篇。
冒険者とは、夢や謎や財宝や美しい姫君や凶暴な怪物を求めて、はるかな空の下、はてしない旅を続け、故郷を遠くはなれ友と歌と愛を心のささえにして、剣と魔法と自分の信念にまっすぐにつかえる、そういうものだとわたしマリリン・マリルーンは思う。そういう冒険者にわたしはなりたい。歌姫“銀のユナイア”の護衛を頼まれたマリリンと冒険者の仲間たち。ゾンビを操る死霊術師はどこに。そしてさらにしのびよる巨大な悪の影ー。はたしてマリリンたちは無事に歌姫を守りぬくことができるのかー。
ツキノワグマを27年間にもわたり調査し続け、自らを「クマ追い」と称する著者が語るクマの素顔。クマの生態を知れば「会う」「会わない」はあなたしだいです。