1975年5月16日午後12時35分。エベレスト日本女子登山隊の副隊長・田部井淳子は、世界最高峰に女性として初めての足跡を記した。「白い山」にあこがれて山岳会の扉をたたき、憑かれたように週末ごとの山行を重ねた青春時代から、結婚し、母となってからも夢を追い続け、8848メートルの頂を極めるまでの半生を綴った初の著作。
山でみつけたものは、自然の素晴らしさと本当の自分だった。「努力・根性・汗かく、キライ!」。そんな運動嫌いだったはずの著者が、山と出会うことによって大きく変わっていく。初登山の燕岳に始まり、塩見岳、安達太良山、八ヶ岳、槍ヶ岳、九重山、天城山、キリマンジャロ等の山旅のなかで、自己をみつめ、内面の変化をもつぶさに描いた初の書き下ろしエッセイ。
山で遭難し、生死の境をさまよった後に生還した登山者に密着取材。厳冬の北アルプスから近郊の低山まで、ある者は重傷を負い、ある者は十七日間の長期に及んで、山に閉じこめられながら、彼らはいかにして生き延びたのか。悪天候や寒さの中、食糧も絶えた極限状態からの生還の理由を、遭難者の肉声から探る。初版時の七つのケースに、近年の丹沢・大山での遭難事例を加えて再編集した文庫版。
最近、「天然」と暮らしはじめました。イシを巡る5つのストーリー。
私たちは、体の中に時計を持つ。時計はいろいろなリズムを刻み、朝・夜、夏・冬など環境変化を予知し、体の機能調節を行う。なぜ心筋梗塞が朝に多いのか。実は時計と病気には深い関係がある。このリズムを制御している時計とは一体どんなものか。体内時計の謎を明らかにしていく。
体も心も健康に美しく、きっとあなたをいきいきと輝かせてくれる。それが楊名時太極拳です。体調に合わせて、無理なくゆっくりと、心も体もまぁーるく、のびのびと。心静かに、平らかに、健康と幸せを祈って。生きることは、動くこと。楊名時太極拳の心と技の魅力が詰まったこの一冊でさぁ、稽古を始めませんか。
第2楽章のフォルテッシモの一撃が有名な《驚愕》。第2楽章で多数の打楽器が用いられ、コーダでは信号ラッパが鳴り渡る《軍隊》。第2楽章で時計の振り子を思わせるリズムが刻まれる《時計》。ハイドン円熟期の《ロンドン・セット》のなかから特に広く親しまれている標題付きの3曲を収録したアルバムです。カラヤンの流麗で精妙な表現と、ベルリン・フィルハーモニーの明快な響きによる格調の高い演奏をお楽しみください。
よりよい社会を模索し、構築していくために。今後のあり方の可能性を広げるために。いのちや健康、生命に関わるものとして、環境・農業・食の問題の展開を跡づける入門書。