スズキメソッドの原理からすれば、自由自在に言葉をつかえる大人は、音楽の諸能力を確実に秘めていることになります。しかも大人の場合、“好きだからピアノを弾く”という明白で強力な自主性もあります。後は、工夫と努力次第。大人の確定された能力、自主性のやる気、この両者を最大限に活用できれば、内容的にも、進度的にも、子供よりも有利に、遙かに高いレベル設定ができ、実現されるはずです。少なくとも、現状の低い事態からは脱出できるはず、との仮説を立てました。本書は、それらを論証するための、著者の3年間におよぶ研究の成果です。
マッカーサー率いるフリーメーソンたちが、戦後日本の枠組みを生み出した。ビッグバンの名のもとに彼らは今も、この国を私物化している。
本書の第1部は、連続時間経済システムの最適制御を扱う。そして第2部以降は離散時間経済システムの最適制御の方法と応用を論じる。まず、第2部は、ベルマンのダイナミック・プログラミングの離散時間系の解法と、それの動的消費計画への適用を展開し、第3部では離散型最大原理を用いて最適な投資と貯蓄の動学解が求められる。そして第4部は離散型動学ゲームによる最適非協調解法と、その2国間・3国間非協調政策の形成への適用を詳説する。最後に第5部は、状態空間形に関する諸問題、動的産業連関モデルのシステム論者の諸解法、および的確に最新情報を最適政策へ繰り入れる方法、の経済システム制御理論の基礎的問題をまとめている。
人類は正確な一年をどう決めてきたか。人間だけが暦を持ち、暦によって生き、死んでゆく唯一の動物である-暦の謎に挑んだ人たちの熱いドラマを描いた、スリリングなノンフィクション。2000年問題の根底にある全人類的な時間の区切りを解き明かした今世紀最後の必読書。
本書は、学校でも、入社した後の職場でも、現実には上司や先輩からなかなか教えてもらえない設計現場の実務上で必要な心構えを中心に、101のケーススタディを抽出し、要点を簡単に解説、紹介した。
理科年表はおもしろい不思議なデータブックです。でもその利用はちょっと難しいところがあります。なぜなら、数字の羅列であり、数値の意味することが分からないとほとんど利用できない厄介なデータブックであるからです。本書は、「理科年表入門」を希望する方たちを読者対象に考え、オヤ、何だろう、どうしてだろう、という見方でテーマを拾い出してあります。また、エンタルピーのように、燃焼熱のことを知りたい読者のために、最近の科学の知識が理解できるよういくつかの少々難しいテーマも選んでいます。
日ごろ、出くわす21の場面のドイツ語会話を収録。場面ごとによく使われる6フレーズを厳選。
本書では、自己相似解とよばれる特殊解を通じて、主として拡散型非線形偏微分方程式の解の挙動を調べる方法を紹介する。とくにNavier-Stokes(ナヴィエ・ストークス)方程式をはじめ、各種の現象を記述する方程式を例に解説する。この方法は繰りこみ群的方法の一種とも解釈されるもので、非線形偏微分方程式の漸近解析において、近年強力な手法となってきている。漸近解析の形式的側面は、応用分野で広く用いられているが、本書はその数学的側面を厳密に述べることを目的とした。自己相似解とはおおざっぱにいうと、方程式を変えないスケール変換に対して、不変な解のことをいう。本書は、自己相似解が、一般の解のある典型的挙動を、漸近的に近似していることの数学的証明を、代表的な方程式について与えることを目指している。
一本の柱に垂直性を、複数の柱がかこむ間(ま)に水平的展開を見る著者は、優れた日本建築と庭園を渉猟し、その空間の特質を、多彩な美とともに示し、日本人の空間意識や空間意匠における間の重要性を解きあかす。名論文、待望の再録成る。
生命あるものが、何故にかくまでも美しく存在するのか…。その疑問を、恐竜・クジラから犬まで、多彩な花々と草木、チョウや昆虫、そして魚や貝類など、多種多様の形態を見較べ、独自の手法によって探究する。あらゆる「かたち」は、最も美しいプロポーション“黄金分割”比率へと収斂することを解明し、自然界のダイナミズムと調和の意味するものを、全くユニークで大胆な思想へと構築する。
本書は表現論という観点に立ち、中国語の表現のポイントを、時間、場所、数量、所属、対象、処置、受身、使役、連動、判断、存現、比較、主題化、進行、状態、過去、態、可能、疑問、否定、推量、依頼・命令、目的、因果、仮定、逆接、並列、条件、に分けて説明している。このポイントを、表現形式、相違点の比較、疑問解決の三つの面からわかりやすく説明した。
本書は、GoFによるものを含めたあらゆるパターンが、あなたにとって重い足枷ではなく貴重な助けになるということを教えてくれるだろう。そしてあなたは本書の助けによって、基礎的なオブジェクト指向の設計原則という広大な範囲の中で、個々のパターンをどこに位置づけたらいいのかということも学ぶだろう。
聖書は驚くべき知恵を無限に秘めています。しかし、それは密林に生い茂る植物のごとく、ひしめき合い絡み合って内蔵されています。時まさに、聖書の論理を知らずには正しく国家や社会組織のリーダーシップを取ることもできず、個人の人生行路を適切に方向づけることもできない、国際化時代の真っただ中にあります。筆者は本書ができあがっていく過程で、今この時点にこれが世に出される意義をかみしめながら作業を進めました。
「すぐにたべなきゃアイスクリーム、ぐずぐずしてるととけちゃうよー。わすれちゃならないペロペロキャンディ、だいすき、だいすき、たべるのだいすきー」うたっているポーくんは、まだきがついていません。おおかみのガブリが、ポーくんをたべようと、きけんなわなをしかけているなんて…。
本書は、新人ビジネスマンが会社と仕事でクリアしなければならない「7つのカベ」について、ケーススタディとアドバイスを具体的に紹介したものです。
まとめて一括は損。原価計算にまどわされるな。在庫を時間と見なせ。必ずしも効率はキャッシュを生まない。人や設備の余剰は悪くない。集中化は非効率を招く。成功体験を捨てよ。熟練がものを言う。ヒト、モノ、カネのしくみを時間の概念で一新し、劇的な成果を生むヒント。
澄みきった夜に、満天に輝く星々を眺めながら、ふと、不思議な気持ちになることはありませんか?「この宇宙にこうして我々のようなものが存在しているのは、地球だけなのだろうか」「宇宙にとって人間とは何なのだろうか」…と。本書は、とても難しい宇宙物理学の話を、平易に、ちょっとメルヘンチックに語って人気の著者が、そんなあなたの疑問にやさしく答えてくれる科学エッセイです。
POPは?ワゴン陳列は?棚構成は?目玉商品陳列は…?売場の悩みにズバリ答えるハンドブック。
本書は、「総合的な学習の時間」に関する各学校の取組を支援するため、これまでの文部省指定の研究開発学校における取組やいわゆる学校裁量の時間における取組の事例など、特色ある教育活動を行っている学校の実践事例を収録したものです。