手間を省いて、週に5日はおうちでごはん。華麗なるアレンジ、5週間分。
小料理屋「ゆきうさぎ」でアルバイトを続ける碧は、大学の友人の玲沙から、母親の再婚相手のことがわからず悩んでいると相談を受けた。弟から聞いたのと実際に会ったのとで、様子が違ったのだ。碧は「ゆきうさぎ」につれてきたらどうかと提案するが? 表題作に加え、決断を助けるアイスクリーム、縁を結ぶ肉だんご、懐かしの茶碗蒸し……などをご用意しています。
兵庫県芦屋市、元イケメン俳優の五十嵐海里は、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」で、料理人見習いとして働き始めた。店長・夏神留二の謎めいた過去が気になるが、親しき中にも礼儀あり。打ち明けてもらえる日を待っている。そんなある日、獣医だという女性客がやってきた。彼女はなんと、海里の兄の婚約者。しかし海里と兄とは派手にケンカ別れをしたきりで…。とびきり温かく、優しい絆がここにある。泣けるお料理青春小説。
兵庫県芦屋市。警察署と教会の間にある小さな店、それが夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。元イケメン俳優の五十嵐海里は、料理人見習いとしてここに居場所を見つけた。不仲だった兄・一憲との関係も修復中のある日、突然一憲が店を訪れる。しかし海里は、一憲の親友だという刑事・涼彦を見て絶句する。なんと涼彦には、「マフラーの幽霊」が巻き付いていた。謎のマフラーの理由とは?泣いて笑って心が軽くなる、お料理青春小説。
直木賞作家・松井今朝子が、日々の出来事を綴る人気のブログ日記『今朝子の晩ごはん』文庫化、第五弾!小説の執筆に追われる傍ら、テレビに出演し、取材に走るー。人気作家の美味しい日常がここに。日記に登場する著者お気に入りのお店案内を巻末に掲載。
ポリ袋を使った新しい料理生活を提案します。この方法なら包丁・まな板を使うのは週2だけ。
「漬ける」「重ねる」「混ぜる」「レンジにかける」など「かんたん下ごしらえ」で作る料理。主菜・副菜・常備系全139品。
芦屋の定食屋「ばんめし屋」で働く、元俳優の五十嵐海里。バイト先のカフェ兼バーで、朗読劇への出演を目指し、演じることに再び向き合うことになるが、作家の淡海が手掛けた登場人物にどうしても感情移入できない。そこで人の姿になれる眼鏡の付喪神、ロイドとともに、淡海の取材に同行することに。しかしロイドが、淡海の中に存在するはずの、彼の死んだ妹の気配を感じられないと言い出して…。大人のお料理青春小説第15弾。
芦屋の定食屋「ばんめし屋」の看板店員、五十嵐海里のもとに後輩で俳優の李英がやってきた。関西で役者修業をしていたが、正式に所属事務所が決まり、東京に戻るという。海里は苦楽を共にした後輩の新たな出発に喜び、店長の夏神らとささやかな送別会を計画する。しかし送別会の当日に李英は現れず、海里は彼が滞在先で意識を失っているのを発見。しかし入院した筈の彼が思わぬ姿で現れて…!?泣けて元気がもらえる第16弾!!
兵庫県芦屋市。定食屋「ばんめし屋」を訪れた中学生の少女。その目的は「幽霊に会うこと」。元俳優で店員の海里たちは困惑し、幽霊などいないと嘘をつく。しかし彼女の会いたい幽霊とは、幼い頃亡くした父の霊だった。一方、海里はテレビ番組のCMで、作家の淡海が海里をモデルに書いた小説が完成したことを知る。しかも淡海が、モデルが海里であることを明かし、さらに驚きの発言をしたことで大騒動となり…。大波瀾の第11弾!!
芦屋の小さな定食屋で働く、元イケメン俳優の海里。今の夢は、街のカフェ兼バーで、憧れの人と新たな舞台に立つことだ。そんなある日、海里は事故で視力を失った女性、瞳と出会う。彼女を気遣ったつもりが、返ってきたのは意外な反応。一方、店長の夏神には、昭和のレシピ再現メニューについて取材依頼が。しかしかつてのトラウマから消極的な夏神を、海里は残念に思い…。思いやる気持ちが行き違う、お料理青春小説第13弾。
兵庫県芦屋市。夜から朝まで開店の定食屋「ばんめし屋」は、元俳優の海里と店長の夏神、英国紳士(本体は眼鏡)のロイドで営業中。急に「京都に行きたい」と言い出したロイドに、夏神は3人での京都旅行の提案をする。京都では、海里の俳優時代の後輩・李英も合流。彼は社会勉強のため、便利屋でバイト中らしい。後日、海里は李英に頼まれ、事故死した青年の遺品整理を手伝うことになり…。じんわり泣けるお料理青春小説第7弾!
浅草、銀座、新宿、中目黒、吉祥寺、渋谷etc.ここでなら、機嫌のよいお酒に出会える。東京の懐かしい風景を肴に酔う、下戸も楽しい酒場案内。
兵庫県芦屋市。この街に、定食屋「ばんめし屋」はある。夜のみ営業、メニューは日替わり一種のみ、幽霊すらも常連客…。この不思議な店で、元イケメン俳優の五十嵐海里は、ただいま料理修業中。芸能人としての挫折を乗り越え、常連客で小説家の淡海とも仲良くなり、順風満帆、と思いきや、後輩の若手俳優・里中李英が店を訪れたことで、再び嵐に巻き込まれ…。人の優しさと美味しいごはんに癒される、泣けるお料理青春小説。
疲れた心が元気になる、夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」。芸能界を追われ、故郷の芦屋にあるこの店に駆け込んだ元俳優の海里にも、新たな春が訪れた。海里の師匠で店長の夏神は、辛い過去から踏み出すためにリハビリ中。海里自身は、料理への興味と、俳優という職業への複雑な感情を持て余し気味。そんな時、隣の警察署の刑事、仁木から、ある木版画家の悩みについて相談され…。笑って泣けるお料理青春小説、新章開店!
夜だけ開店、メニューは1種類。海里が働く芦屋の定食屋「ばんめし屋」に、迷惑な酔客が現われた。カラフルな髪色の彼女、レイナは、海里の役者時代のファンだという。しかし彼を見て失望し、品切れのトンカツを食べたいと言うなどやりたい放題。聞けば「人生最後の夜に、憧れの人に会い、大好物を食べたかった」らしい。実は彼女は地下アイドルで、未来に絶望していて…。海里の新たな挑戦にも胸躍る、お料理青春小説第14弾!
文豪の通った老舗酒場から、水上バス、洋館、喫茶店…女同士でも訪れたい、物語のひそむ場へ。雰囲気に酔える74軒。