日本共産党の書記局長として精力的に活躍する著者が、庶民的な親しみと豊かな国際感覚で、各界著名人と縦横に語り合う情熱あふれる対談集。
独身の放送ライターである麻子は、過去に2年間の結婚生活の経験があった。現在の職業は離婚後、自立するために勉強した甲斐があって、人気ライターとなった。麻子はさまざまな恋をするが、最後に愛した男は、サラリーマンの村瀬であった。しかし、事情があって、彼とは一緒に暮らせず、子供も産めず、愛の証しを求める麻子には、絶えず心の虚しさがつきまとう。さまざまな感情の波に翻弄されながら、麻子は愛とは何かと問い続ける。
200年前シベリアを流浪した日本人がいた…。椎名誠、夢、幻の男を追う。その男-伊勢の漂流民・大黒屋光太夫の足跡を求めて極寒の現代シベリア深奥部まで踏破!
「あと287万7千円…、そして、キクの妊娠か」78年型コルベット・スティングレー欲しさにバイトする淳がつぶやいた。一雄や浩子の心配をよそに他の男に心揺らすキク。そして、清司にも新たな出会いが。18歳の夏と共に青春の何もかもが終わってしまう予感があった。しかし、サーキットを疾走する男の姿に、熱い風を感じた少年たちはやがて本当の青春の意味を知る。甘く、切なく、ちょっぴりドライな青春グラフティ。
暑いときには、台所にいる時間を短くしたい。できるだけ調理に火を使わずにすませたい。あっさりしたものが食べたい。-誰れもが願うことだと思います。
鎖国を続けていた動物王国が動き始めた。ゆかいな仲間たちは、何を望み、何をしているのだろう。愛くるしい生きものと生きる願いやよろこびを、真正面からつづる命の歌。
大阪で有線会社の営業マンをしていた弟の圭介が、深夜、高速道路で車から放り出されて死んだ。単身犯人追跡を決意した兄榊原信吾は郷里に妻子を残し上阪、弟の勤めていた有線会社に就職して、夜の探索行を開始した。頼りは手練の口説き術と華麗なラブテクニック。同僚OLやホステスたちを次々に篭絡、寝物語に聞き出した弟圭介の実像は…。汗ばむ肌と官能の高まりに殺意が浮かぶサスペンス・エロチカ長篇。
その昔、シリアの王様が砂時計の1日計を作ったという。それから200年後の今、仙台の市民グループが自然砂での1週間計を作り、世界記録を樹立させる快挙を行った。そして、彼らは今、80日間というジャンボな大砂時計を作り新たな夢に挑戦を始めた。『80日間砂時計』生い立ちの記録。
平凡なサラリーマンである辰巳吾郎は3年前に行きつきけのスナックの娘・香織と結婚した。彼女は私生児だった。実父は岸森良介といい、立志伝中の財界人。辰巳は義父の良介に会いに奥飛騨の山荘へ行った帰り、人を轢き殺してしまう。が、現場へ警官と戻った時、死体は忽然と消えていた。真相を追及する辰巳の前に岸森の影がちらつく。5千年をさかのべる伝説とともに物語は意外な展開を…。官能サスペンス。
’89年2月の大々的な報道以来の吉野ケ里を巡る、古代史学界と現地の動きをたどりつつ、遺跡からの成果を明らかにする。
たのしいはっけんがいっぱい。ちがうなかまをくらべてみたり、おんなじなかまをくらべてみたり。どうぶつたちにもいろんななかまがいるんだよ。