一人の日本人青年が青春の彷徨の末にボランティアとしてたどりついたバンコク。難民、環境破壊、貧困など東南アジアの矛盾が凝縮する都市スラムには目ざましい活動を続けるプラティープ女史の姿があった。二人はやがて恋におち結婚。そして暗転、92年5月、民主化を求めるデモと流血の弾圧の中へ…。真の国際協力とは何かを考えさせる貴重な記録。
赤沼さんは日本の民生電子機器輸出の草分けであり、本書は戦後機械輸出の曙の時代の苦労などが生き生きとつづられた貴重な記録である。
ジェイスンとジェシカの探偵コンビは、ヴィデオ・テープを見て、わが目を疑った。ふだんはおかたい女性議員がすっ裸になり、ロバとウサギのお面をつけた裸の男女と絡みあっているのである。だが、女性議員には、そんな淫らな行為をした記憶がまったくなかった。薬を盛られて意識朦朧としているあいだに撮られたのか?だとしたら、誰が、いったい何の目的で?コンピューターはおまかせのジェイスンと格闘技の達人ジェシカが、丁々発止と軽口を叩きながらニューヨークの悪党ども相手に奪闘する、お酒落で過激なミステリ。
日比混血のフェイは、嫁不足に悩む岩手の農村に嫁ぐ。しかし一年後、働くだけの生活に疲れて家出、帰国の旅費を得るために、東京・新大久保の中華料理店で働く。新しい生活の中で二人の友人ができる。隣室に住む国分とその恋人麻美である。幸せを求めてひたむきに生きるフェイと、禁断の愛に生きる国分と麻美の姿を通して、現代の新しい愛のあり方を模索する。
スチュワーデスの紅翔子は、ロンドンへのフライトを前に、思いを寄せるパイロット・高野との意外な関係を聞かされ、大きなショックを受ける。傷心のまま訪れたロンドンで起こっていた謎の日本人連続殺人。そして、容疑者はなんと高野の父親だった。持ち前の探偵趣味を発揮する翔子だが、ついに彼女も狙われてしまう…。-好評スチュワーデス・シリーズついに完結。
平凡な暮らしの裏にひそむ人生の真実。現在(いま)を生きる女たちの多彩な人生模様をあざやかに描き出す軽妙洒脱なエッセイ群。
日本全国、津津浦浦、すべての競馬探偵のみなさんに、深い友情をこめて、この本を贈ります。
本書は、私たち人間と同じ世界に生きる、すばらしい動物の本です。ヘビ、ウサギ、カンガルー、ヒトデ、ゾウ、ライオン、クモ…、その他、何がとびだすかはお楽しみに。人間とはちがう毛皮やシッポ、表面からは見えない野性的な骨格と内臓の構造など、動物の体の各部の名前を色鮮やかにご紹介します。
女性ガラス工芸作家との激しい愛…。美しいほどエゴイスティックにすべてを犠牲にする、都市に生きる大人たちの恋愛小説。
「泉ちゅわぁぁぁぁーん」いつものように、由鷹がふっ飛んでくる。僕の手作り弁当がめあてだ。そんな由鷹を、うっとうしげに突き放しながらも待っている僕がいる。そこへ由鷹の先輩が現れた。由鷹を手なずけ、延々とないしょ話を続けてやがる。僕の心に生まれたものは…ジェラシー。男の友情を描いた超話題シリーズ第2弾、いよいよ登場。
この本には、わたしたちの身のまわりのものや、毎日やっていることがらが描かれています。でも、なんでもかんでも絵にしてあるというのではありません。これからみなさんが英語を勉強していくうえで大切なもの、特に中学校の教科書によく出てくるものが選ばれています。そして、これらの絵を見ながら、英語で言ってみたり、お友だちと話しあったりしているうちに、自然に英語をおぼえることができるようになっています。
この悲しみ、悔しさ、怒り。血友病患者とその家族を襲った突然の悲劇-知られざる日本のエイズ被害の実態を患者・感染者の生の声で綴り、国と製薬会社、専門医の責任を問う徹底追跡ルポルタージュ