オーストラリアの青年兵士と日本人女性の愛の軌跡。
汚ない学生寮の一室で、夜を徹して文学論や反戦論を闘わせたあの日々、自分で言うのもおかしいが、私は、キラキラ輝いていたー。懐かしくも、どこかやましく気恥ずかしい、しかし輝きに満ちていた60年代末に育まれた著者が、青春、恋、文学と全力で駆けぬけた二十年間を率直に語る第一エッセイ集。
私立探偵のジョン・タナーは、大学の同窓会で二十五年ぶりに再会した親友のセス・ハートマンから一通の手紙を渡された。それは〈南部の誇り〉同盟と名乗る白人極右集団が、セスに宛てた死刑宣告状だった。現在チャールストンで弁護士をしているセスは、大学時代に公民権運動に参加したことを除けば、脅迫を受ける心当たりはまったくないという。なぜ彼らはセスを標的にするのか。背後関係を探りはじめたタナーは、セスの依頼人たちも同様の脅迫を受けていることを知る。やがて、狂信的な極右集団は、十字架を燃やすなどその脅迫手段をますますエスカレートさせてきた。
あらゆる苦痛が瞬時に癒され、不幸や恐怖の存在しない世界ー少年レアドが暮らすその世界に突如「苦痛」が蔓延した朝、人々の前に不思議な男が現われた。男はジェイスン・ワーシング、伝説の神と同じ名の持ち主だった。その日からレアドは、一万五千年以上にわたるジェイスンの波瀾の人生を何度も夢に見るようになる。夢が進むにつれ、やがて明かされる宇宙創造の秘密とは。人気作家カードの原点といえる傑作SF長篇。
思いはいつも、あの夏の海に還る。海ほおずき、潮風、焼けた砂、濡れた肌、夜光虫、草笛、蝉しぐれ-鮮烈な文体で、かけがえのない人々との別離と性のめざめを描く、著者初の書き下ろし連作小説。
興奮と話題に満ちた世紀の大プロジェクトのすべてを克明に記録した話題作=「ゲノム本」の決定版。
自分に合った会社探しのキビシイ戦い。失恋の悩みでの脱線、面接でアガリまくる恐怖、企業の対応への怒り。内定までのジグザクの道をともに走った女性コンサルタントの手記。ともに悩んだ伴走の記録。
君の絵が、詩が、生きる勇気をくれた。激しく、美しく、精一杯に生きて逝った17歳のかまち。その展覧会に残された人々の熱い思いと、代表作の詩「生きる」他、未発表作品など100点を収録。
一足先にスキー業界に進み、各分野で活躍するスキー人生の先輩がスキービジネスの素晴らしさ、苦労、やり甲斐を大いに語る。スキーが大好きで、スキー業界で働きたいと思っている人には必見のスキー業界就職のためのバイブル。
旅行業法改正で試験内容が大きく変わる。新旅行業法、新旅行業約款を全文掲載。
クウェート国境付近でイラク軍の不気味な軍事行動がみられる。その頃、サウジアラビア・アメリカ側では、通信内容がイラク側に筒ぬけになるという重大な問題が起こっていた。CIAのエレインはリヤドに赴き、通信網の調査を開始した。サウジ情報省長官タレクは、スパイがサウジの王族であることをつきとめた。イラクはついにクウェートに侵攻、開戦の時が迫る。しかし、盗聴システムは発見できない。王家のスパイとは誰か。秘密裏に進行するフセインのテロ計画とは。緊張感みなぎる諜報戦は迫真のクライマックスへ。情熱とひたむきさが胸をうつ、読みだしたらとまらない、新時代の冒険スパイ小説。
本書では20代で起業し成功を手にいれた40人の起業家を紹介。彼らのビジネス発想、行動などから、成功の法則を探る。自分の可能性を信じ、人生を自分のものにすることを願う若きアントレプレナー希望者に贈る最高の1冊。
太陽はなぜ熱いのでしょう?木がもえているとき、木はいったいどうなっているのでしょう?鳥はどうやって温度をはかって、卵をあたためているのでしょう?やきたてのアップルパイに、アイスクリームをのせると、なぜとけるのでしょう?そもそも、熱とはいったいなんなのでしょう?本書を読めば、それがぜんぶわかるのはもちろん、ほかにもたくさんのふしぎななぞと、その答えがわかります。太陽からくる熱のことも、地球のなかにあって、火山や温泉としてでてくる熱のこともかいてあります。動物がからだをあたたかくしておく方法や、熱いところで生きていく方法もわかります。また、現代の世界で、熱がどんなにたいせつかということや、これまで人類が熱をつくりだすために、どんなにたくさんの方法を発見してきたかもわかります。小学校中学年から。