平成元年夏、秀和=小林社長が敵対的M&A(企業の合併・買収)で流通業界の前に立ち塞がった。ダイエー、イトーヨーカ堂、セゾンの思惑も絡み合う「秀和事件」の謎を追った迫真のセミ・ドキュメント。
SMハードゲイ小説の巨匠ジョン・プレストンの代表作。
女将さん自らが綴ったホスピタリティ・エッセー100編。もてなしの原点はここにある。
35歳、男盛りのエリート課長。年始まわりにきた部下の振袖姿に、妻の目盗んでチョッカイを、出したつもりがチョッカイ出され、熱い吐息にただオロオロ…。職場での、妻子ある上役と部下のOLの危険な関係ー不倫の恋、浮気、摘み食いなど、ロマン・ポルノの旗手が現代のOLの生態を大胆に描く本格官能ロマン。
目の前で妻を凌辱、死に追いやったやつら。それは妻との密通を隠し、平然と信奉を得ていた上司・加賀が絡んだ策謀だった。妻の死によって全てが明らかになった時、上原は憎悪の野獣に変貌した。復讐の手段はサディスティックな拷問。上原は加賀の妻と愛人を陥れ、スキャンダルによって加賀失脚を狙う。だが…。熾烈な企業情報戦を背景に、復讐と暴虐が渦巻く長篇官能バイオレンス!
小柳丸雄は産婦人科医。近所で評判の開業医だが、好色なのがタマにキズ。ある日の昼休み、待合室でぼうっとしていた小柳のもとにその女性はやって来た。小柳は女の顔を見てびっくり。彼が大ファンの有名女優そっくりだったのだ。持ち前の好色がムクムクと頭をもたげてきた小柳は、診察にかこつけてスキ放題。ついにはSM道具まで持ち出した。だが、女が妻のお茶会での相弟子だったからサァ大変。しかしそこは一筋縄ではいかない小柳。こともあろうに自宅の茶室で妻を目の前にして…。人妻から中学生まで、診察室を訪れる美女たちとの“獣の宴”の数々を描く、連作長篇官能小説。
どのようにしたら表現したいことが伝わるのか、あるいは、どのように詞を書けばいいのかなどの基本的な問いに答えたのがこの本である。
創業者、本田宗一郎の夢、“F1育ての親”川本信彦、“優勝請受人”桜井淑敏、“年間最多勝利監督”後藤治らF1を愛し、F1に賭けたホンダの男たちの燃えるような闘魂、緻密にして大胆な戦略、奥深いエピソードには、人を引きつけずにはおかないドラマがある。そのドラマを通じて、ホンダという企業を描き、その起爆力となっているチヤレンジ・スピリット“ホンダ魂”を探ろうとしたのが本書である。
オーストラリアの戦争花嫁第一号・桜元信子とその夫ゴードン・パーカー。呉とメルボルン、戦争の傷跡の中で別離を強いられた二人の、愛と苦難の物語。
街も人も変わりつづける東京から、逃れるように渡ってきた南の島。そこは昔のままの「楽園」ではなかった。副大統領の暗殺、秘密警察とゲリラの暗闘、うさん臭い日本人の来島…。一触即発の危機的状況のなか、外部との連絡は断たれた。だが、皮肉にもこのとき、理想の女性とふたりだけの、濃密で純粋な愛の時間が訪れる。南海の小国を舞台に展開するサスペンスフル・ストーリー。
熱い国を歩きたい。たとえ試練が待ち受けようとも、それがカルマなのだから…。まずはインド。カルカッタでは、街の毒気に圧倒され、聖地ベナレスでは、物売りと物乞いの奇襲に負けてしまった。はたまたタイでは、バンコクやチェンマイの安宿で眠れぬ夜を過ごし、つかのまコ・サメットのビーチで楽園の日々を送る。なんだかなぁの胸中で、のほほんホテホテと旅行くバックパッカー道中記。
本書は、子どもたちに算数の学習の中にもっと季節の移り変わりを感じさせ、各地の行事に親しみをもたせ、意義を感じさせ、算数を通じて、日本各地に語り継がれてきた伝統行事、伝統文化に対して親しみをもち、その価値をふりかえり、日本人の心意気にふれさせたいと願って編集したものである。
街も人も変わりつづける東京から、逃れるように渡ってきた南の島-。そこは政情の不安に揺れていた。秘密警察の暗躍、ゲリラの跳梁、そしてうさん臭い日本人の来島…。一触即発の危機的情況のなかで外部との連絡も断たれ、「理想の女性」と2人だけの奇妙で純粋な愛の時が。だが…。太平洋に浮かぶ小国を舞台に、笑いとサスペンスいっぱいに繰りひろげる〈陰謀と熱愛と冒険〉の物語。