東京株式市場は一九八〇年代後半、ニューヨークを抜き世界一となった。それはバブルであり崩壊すべき状況だった。著者はそれに気づき奮闘するのだが…。有力機関投資家のストラテジスト(投資戦略家)だった著者が、当時の証券会社、機関投資家、上場企業や、さらには政治家、官僚、マスコミの問題点までを指摘。歴史を正確に記録することが未来のために必要だと信じる著者の、事実に基づいたノンフィクション。
これは2人の物語。-今、1人の女が愚かな男たちに飽き飽きし、メトロへ出る。巷では、1人の男が退屈な日々に飽き飽きし、メトロでロマンチックを探す。デザイナーズ・チームによる、ギフト・ストーリー。それはシンプルで、アンバランスな遊び。
婚約者を見送りに行った空港で、いきなりフェイスは見知らぬ男性から「ミリー」と呼びかけられた。人違いだと言っても、彼は諦めない。あまりのしつこさに、フェイスは逃げるように立ち去ったが、数日後、彼は再び現れて言った。「きみと僕が知り合いだった証拠を見せてあげる」突きつけられた一枚の写真に写っていたのは…(『過去をなくした天使』)。大邸宅で住みこみの庭師をしているアンバーは、週末の客を見て驚いた。ロッコー彼は一年半前、アンバーがマスコミにふたりの関係を暴露したと勘違いして彼女を捨てた。アンバーが妊娠しているとも知らずに…。ロッコは彼女をスパイだとののしり、解雇するよう家主に忠告すると言う。アンバーは慌てて彼の部屋へ向かった(『届かなかったプロポーズ』)。
アレクサンドラは、幼いころ生き別れた兄から突然送られてきた荷物を見て、首をかしげた。いったいなぜ、今になってこんなものを?そのとき、玄関のドアをノックする音が聞こえた。ドアの向こうには、見知らぬ配達人が立っている。しかも、間違って届けられた荷物を返せというのだ。本能的に危険を感じたアレクサンドラは、荷物をつかむと、ベランダから飛びだした。これで、だいじょうぶ。安堵する彼女の背後に、今度は別の危険を感じさせる男性が密かに忍び寄った。
あらゆる男を魅了するバーテンダー・ファロンの副業はビジネス愛人。親の破産以来、「世の中、すべて金」というのがファロンの信条だ。なのに、最近ミョーな奴が気になりだした。とあるピンチを救ってくれた、売れない画家の悠史。ずっとカウンター越しに彼の口説き文句を聞き流してきたが、本気でファロンに恋してるらしい。「俺はただ、君に傷ついてほしくないんだ」穏やかな悠史の言葉に、余計なお世話とあしらったファロン。でも、うっかり交わしたキスで、意外なほど悠史の存在を意識してしまい…。
大人も子どもも楽しい身の回りのクイズが37問。本の最後に得点表つき。30点をめざしてチャレンジ。
収録語数500語、作文にも役立つ表現力をアップ。絵さがし遊びなど、ページを何度でもめくりたくなるしかけがいっぱい。絵本を読むように、たくさんのキャラクターのストーリーが楽しめる。小学校低学年〜中学年向き。
のっぽで寂しがり屋で泣き虫の天使が、地上へ降りて詩人になりました。アスファルト・ジャングルで捨てられ散らばった言葉を拾い集め、祈りの息を吹きかけて、みんなに届けます。(帯文:千葉経済大学短期大学部・講師 松島義一)。井上優さんの詩世界は、体の中から流れてくる生き生きとした言葉に血が通っている。狭い詩の世界にありがちの、人の目を気にしてばかりで大切なものを隠そうとする小手先の死んだ言葉や無難な書き方とは一線を画する新鮮さがある。書かずにはいられない切実さが、この生きにくい社会・世界を生きる人々の心に直接届いてくるのだ。(解説文・詩人佐相憲一)
パーツによる色分け、楽しいイラスト付き、今までにない新しいタイプの漢字練習帳。