“ただそれでも、できることは全部やりたくなるじゃない”美しき吸血鬼と出逢った春夜から、怪異に曳かれつづけた阿良々木暦。立ち止まれぬまま十二ヶ月はめぐり“物語”は、ついに運命の朝を迎える。
骨正月、猫の恋、祇園祭、渡り鳥、おでん…芥川賞作家がめぐる一年、七十二候。四季のことばから生まれた脱力系歳時記エッセイ。
本書は、日本人、タイ人両サイドから日常生活に使える便利な単語集です。日本人は、タイ語の文字と発音記号でタイ語を勉強して下さい。タイ人は、日本語の文字とローマ字表記で日本語を勉強して下さい。内容構成は、衣食住など生活の単位で章分けしています。同じページに関連する語、類似語が掲載されていますから、記憶しやすく、実際の生活にも便利に利用できます。
明治5年12月2日の翌日は明治6年1月1日。「時」に縛られる現代人の生活は、そこから始まった。秘密裡に進行した太陽暦改暦の真相や、時刻制度・年号制度・皇紀・祝祭日・週休制など、一連の「時」のシステム化の全貌を、豊富な資料と図版とを駆使して解明する。
時計と生活のなかの時間をめぐるさまざまな疑問に明快に答える、読切り82篇。
クロッカスや水仙の球根が芽を出し、小鳥たちのさえずりが聞こえ始める三月から、美しい自然を満喫できるしのぎやすい八月まで、イギリス人の折おりの生活感をカラーイラストをまじえて綴る。カラー版。
薄霧とともに秋がしのび寄る九月から、華やかなクリスマス・シーズンを経て、春を待ちわびる酷寒の二月まで-。美しいイラストをまじえて綴る好評の四季暦、秋冬篇。カラー版。
本書は、フクシアの栽培管理を1月から12月に分け、月ごとに詳しく紹介しています。
現代マヤに伝わる聖なる暦。深遠なメッセージと智恵が、ここには秘められているー壮大な人間進化の道しるべー。
「何者じゃ」夜回りの老局は思わず誰何した。奥州棚倉の城主、勝田駿河守の上屋敷の闇に男が蹲っている。「土蜘蛛の精…」名乗ったその顔は幽鬼のものであった。折しも婚儀定まった姫を案じて寝所に踏み入った局の見たものは、無惨な姫の姿。姫が自害して果てたのは間もなくである。勝田の家を呪うのは、いったい何者?もと歌舞伎役者の色男、文七が陰謀に迫る。
お江戸八百八町に、淫らな噂が乱れ飛んでいた。市中に比丘尼御殿なるものがあり、主の尼御前が家来に見目よい男を攫ってこさせ、精を吸い尽くしたあげくに捨てさせる、というのだ。だが、いかに調べても、尼御前の正体も屋敷も判然としないのである。大岡越前守を悩ます怪事究明に乗り出した、もと歌舞伎役者の文七は、事件の背後にただならぬものを直感した…。
赤々と血で描かれた猫の絵の下で乳房を抉られた女…なにゆえか恍惚の眼差しで絶命した女…雪だるまに埋められた湯文字ひとつの女たち…江戸八百八町に続発する奇々怪々な事件に、名探偵文七が疾る。巨星横溝正史の未刊行三作、ついに出版。
あなたもこれで平成の大文豪!?クイズ感覚で楽しんだあとは、机の中で辞書代わり。分野別漢字読み方便利帖。
九世紀なかばに導入された宣明暦は、八二三年の長い期間にわたって用いられてきました。それを終らせたのは、幕府の碁打ちであった渋川春海と、公家で陰陽頭の土御門泰福によって行われた貞享改暦でした。その功により渋川は、幕府の天文方となり、同じころに土御門は、陰陽師支配の権限を掌握しました。これまであまり知られていなかった天文方と陰陽道について、あらたな事実を掘りおこしながら、綱吉や吉宗が、改暦を命じたことの意味を考えてみたいと思います。
“アヴェ・マリア”を歌うのはカトリックだけ?!教会や聖書についての基礎知識から、意外な裏ばなしまで、やさしく解説。音楽史の見方が変わります。
本書『九星方位暦』は自分の日々の行動を少しでも向上させたい方々にとって、有用な書物。平成20年における「方位」のエネルギーを、九星各々について詳細に述べると同時に、366日の変化をハッキリと明示している。
人脈と情報を駆使して出世競争を勝ち抜く。逆境で友情と忠誠心をしみじみ感じる。もつれた愛は、恨まれずに終止符を打つ。交わされなかった和歌が語る、愛の濃さ…。「書かれざること」を通して、物語が伝えたかった真実とは。まるで騙し絵のような、ストーリーの多重奏。確かな研究成果に支えられた、驚きの深読み。