旧暦と新暦の違いという基礎知識をふまえながら、二十四節気と七十二候、十干と十二支、十二直と二十八宿、六曜と九星、雑節と五節句、さらに地方暦やアジア・ヨーロッパの暦をくわしく解説。月と太陽、時刻制度と潮汐現象などの天文学的知識や貴重図版も多数収録した、古今東西の暦のすべてがわかる本。五年分の詳しいカレンダー「新暦・旧暦対照表」付き。
悲劇の先にある歴史の真実。氾濫・洪水を繰り返す木曽三川の治水を命じられ、あまたの犠牲者を出しながら、難工事を完遂した薩摩藩。だが、「宝暦治水」として知られるこの薩摩義士たちの悲劇こそ、幕末回天に向かう薩摩藩近代化の契機であった!宝暦治水がわが国の近代化にどのように影響を与え、その速度をどれほど加速したかを明らかにいていく。
チャーミングで実用的ユニークでたくましい雑貨にぎゅっとつまった中国四千年の物語。
知っていれば面白いことから知らなければ困る常識まで、さまざまなジャンルから厳選されたとっておきの雑学集。
夏はなぜ暑いのかと聞かれても当たり前すぎて、どう答えてよいのか戸惑うかもしれません。こんな単純なことでも、面白いことに、太陽と地球との関係ばかりか、電磁波や赤外線天体などのさまざまな知識が絡んできて、地球だけで考えていると気づかない宇宙の深いメカニズムが見えてきます。宇宙論や天文学の専門家である著者が、存分にその知識を活かして、身近な現象の謎解きをしてくれるユニークで楽しいエッセイ集です。二〇〇八年度のノーベル物理学賞を受賞した南部、益川、小林の各氏との交流に因む秘話も珠玉です。
本書では、旬の食材を組み合わせた料理ー“旬菜”を「ごはん物」「魚料理」「野菜料理」「汁物」としてそれぞれひと月に2、3品ずつ、12か月で構成しました。また、四季の行事食の代表的なものに焦点をあて、由来や起源を簡潔に解説し、現代の暮らしのなかでも利用できる日本料理の献立として紹介しました。
時間とは一体なんだろうか?時間はなぜ目に見えないのか?物理の最前線から時空の謎にせまる。
なぜ正月は冬なのか?大胆な仮説で人類の起源をえぐる。
アメリカの巨大な金融取引の街を舞台に、証券マン・投資家・アナリスト・ブローカーたちが株をめぐって繰り広げる上を下への大騒ぎ、ひねりの利いたアメリカンジョーク、伝説のギャンブラーたちの悲喜劇、意外なジンクス、おかしな失敗談などなど、喧噪とジョークにみちた彼らの日常をいきいきと描いた、愉快なエッセイ。
「幸せは、なぜ長続きしないのでしょう?」「今のあなたは“本当の自分”ですか?」「あなたは、何のために生きているのですか?」滅亡したマヤ文明が人類に残した珠玉の遺産!5千年の時を経て解読された「13:20のコード」ツォルキンが、本来の自分へと帰還する運命の扉を開ける。
「天への恐れ」から星の観測は始まり、その意味を説明するために占星術が生まれ、正確な「暦」が権力者の権威を高める。やがて天動説から地動説へとパラダイムは転換し、天体力学の隆盛を経て、天体物理学と宇宙開発競争の時代へとむかう。民俗や宗教、数学や物理学を巻き込んだ展開する最古の科学=天文学の歴史と、人類の宇宙観の変遷をたどる。
天地の理は、いかにして解き明かされたのかーその実像に迫る。
事始めのベストタイミング、60日に一度やってくる「甲子の日」を知っていますか?花見、七夕、お彼岸、土用…暦に寄りそって毎日を過ごすだけで知らないうちに運がよくなっていた。最も人気がある開運のコツを1冊に。
中国古典の宇宙論。術数思想の特質と展開!響き合う音、数、文字、神、身体…交錯するユーラシアの「知」のドラマをダイナミックに描き出す論文集。
時は明暦。家康がもたらした太平の世が次第に息苦しさを増す中、幕府の将来を憂慮した知恵伊豆こと老中・松平信綱は、江戸全体を陥れる、無謀かつ非情な陰謀を企てた。一方、信綱と因縁浅からぬ旗本奴・水野十郎左衛門は日々に倦んでいた。しかし、この陰謀を知り動き出す…。江戸水滸伝三部作、第二弾。