文明開化の波高く、世の中の価値観がひっくり返った明治初頭。五年には日本初となる京都博覧会が開かれたが、並んだものは見るに堪えない贋物ばかりだった。闇の骨董鑑定人・征次郎は長い時を経てきた日本の宝が異国へ流れるのをふせぐため、裏取引の市に踏みこむが。移る世に変わらぬ義を描く傑作時代連作集。
剣の要諦はつまるところ敵との間合いにあるーそれは生きる事の全てに通じる。田宮流抜刀術の達人で三味線の名手、矢内栄次郎は、知行二百石の家に生まれたが部屋住の身。ある夜の帰途、篠と名乗る女から“これを羽村忠四郎様にお渡しして”と一つの印篭を押し付けられた事から巨きな陰謀に捲き込まれる事になった…。人生と野望の深淵を描く傑作長編。
実際の挙動と予測、さらに設計をひとつに結ぶ画期的な書。耐震技術の一連の技術と流れを解説。長年の実務経験をここに凝縮。
京都の商家が百年、二百年と守り続けてきた食、おばんざい。野菜に魚、干物、乾物、豆腐や揚げ物、練り物、香味料…。旬のものの美味しさばかりか、京都の豊富な食材から、とびきり旨い日々のご馳走はゆっくりと工夫を重ねてできあがった。京のおだいどこの1年間を訪ね、くだんの料理に手軽に美味しく、健康的な一品を添えるレシピ・ノート。
花見、イチゴ、潮干狩り、ラジオ体操、金魚、スポーツ、温泉、雪、みかん、忘年会…。季節モチーフの手ぬぐい300枚とその使い方、たのしみ方を紹介。
お正月のお節料理、七草粥、節分の日のごはん、お節句料理、春の摘み草料理、梅干し作り、お月見のお団子、冬至の日のごはん…おいしくて、簡単で、思い出になる年中行事のごはんレシピ。
「なぜ二月だけ日数が少ないのか?」「オクト(8)-バーはなぜ10月?」「啓蟄は旧暦?太陽暦?」「旧暦の命運は2033年まで!」…古今東西の暦法を丁寧に辿り、暦のルール、さまざまな「謎」「不思議」を解説。
実力派演歌歌手、島津亜矢のシングルやカヴァー曲からバラエティに富んだ選曲で構成された2枚組の大全集。「縁舞台」「帰らんちゃよか」「元禄花の兄弟 赤垣源蔵」などを収録した“ベスト・オブ亜矢”だ。
“更けて待てども来ぬ人の訪ずるものは鐘ばかり…”哀切きわまりない端唄“秋の夜”を聞いたときから栄次郎の歓喜は始まり苦悩は深まった。材木商木曾屋が殺され次いで研屋久兵衛が斬殺された。何の怨み?犯人は?昏迷する探索陣。一方、田宮流居合いの達人で三味線の名手栄次郎は初めての女に身も心も耽溺していた。
大きな自然の変化を感じて作られてきた暦は文化の結晶である。世界や日本の各地でさまざまに考案され使われてきた暦を詳細に解説する。新旧の暦の違いがはっきりわかる。
9年連続1位のトップアナリストが身近な出来事と株価の関係を徹底分析。
1853年の黒船来航から1869年の箱館戦争終結まで、『幕末』激動の17年間をリアルに紙上再現!いままでにない完全「時系列」スタイルで、時々刻々「歴史が動く」さまを克明に描き切った新進気鋭の意欲作。その年この月、幕末のあの志士はどこでいったい何をしていたのか?「幕末」がいま鮮やかに甦る。
マヤ暦は2012年では終わっていない。運命に従う人から、運命を創る人へ。「マヤ暦」「13の月の暦」「コールマン・マトリックス」…混迷するマヤ暦情報を見極め、本質的に暦を活用するための入門書。