LAMARCK(1744-1829年)フランスの植物・動物学者ラマルクの代表作。全3部初の完訳。第1部では動物分類の根本的問題と進化現象について、第2部では生命論と生理学について、第3部では心理現象の生物学的研究についてそれぞれ論じられる。刊行は1809年。ダーウィンの“種の起源”に先立つこと50年、文字通り進化論学説の創始をなす著作である。
われらはふたりで一人、一人でふたり。われらは民の苦難を救い、また仏道をきわめることもできる。一人が空であれば、もう一人は海、すなわちわれは空海!独自の手法で神秘の人物像に肉迫する、歴史ゴシックロマン。
中国は、なぜ、こんなことになってしまったのか?先進的な漢唐から遅れた明清に変わっていった原因は何か?中国の連綿たる前近代的体制を問いかける。“悲劇”は今日始まったのではない!
今ふりかえれば、昭和19年から十数年余の、農家の嫁としての暮らしはなんと貴重な歳月であったことか。-あの日々、姑をはじめ村の女たちは、きつい農作業に励み、しきたりや行事を守り、気の遠くなるような労働を、寡黙に、確実にやり遂げていた。町育ちの著者の、村の暮らしへのとまどいは、やがて静かな感動となり、さらに歓びへと変わっていく。時と共に失われつつある日本人の「生」にむけるひたむきさを、四季の香りと共に瑞々しく映し出した、胸にせまる名エッセイ。
「引札」江戸から明治末ごろ、商品や店の宣伝のために配られたチラシ広告。商家などが年始の挨拶に得意先へ持参した美しい絵ビラ(ポスター)を、とくに正月引札という。えびす、大黒、福助、弁天、パラソル美人に陸蒸気。嬉しなつかし明治後期チラシ世界のスターたち。
英国は美しい…。豊かな自然、趣きのある街並みや建物、人びとの暮らしと生活哲学をつづる。
パリから地方へ四季折々の思いはめぐる。長い年月をかけて歩いたフランスをていねいに、誠実につづる。
“暦の正しい知識”と“吉凶判断の手引書”。
暦は天文学の諸分野の中でも長い歴史をもち、人間の日常社会生活に深くかかわってきた。この本はその暦を含めて実地天文学で扱う広い範囲の情報・地識を、それぞれ使いやすい数表の形にした“永久保存版”基礎データ集成である。
各界有名人の方々と「宝島」読者の皆さまによる詠み下ろし川柳122句、ならびに過去未発表投稿の中からグーな図版122点をチョイスして掲載。1993年VOW日めくりカレンダー。
江戸時代にタイムスリップした科学評論家の珍無類な冒険譚。
本書では、自然環境を汚さず、健康と安全を第一に考えながら作物を育てようとする。農薬と化学肥料は用いず、有機農法と自然農法による環境にやさしい野菜づくりを、作物の生長過程を写真で追いながら解説。とりわけ、野菜づくりの大きなネックであった病虫害の発生を自然に抑える、その育て方のポイントを種別ごとに具体的に記す。家庭菜園で初めて栽培する人から、経験のある人まで、誰でもできる野菜づくり。