本書は、「なぜ暦(計時)は完全な十進法で合理化されていないのか」「1年はなぜ冬の最中に始まり、12ヶ月なのか」、など、暦に関する素朴な疑問に、わかりやすく答えたものである。そして後半の資料篇では、前近代の民衆の暮らしに密着した経験的な暦の魅力の数々、グレゴリオ暦に反撥して1792年に始まり徹底的に十進法を採用したにもかかわらず失敗した「フランス共和暦」、さらにはジャリの「パタフィジック万年暦」といった現代の奇矯な創作暦の試みまで、暦をめぐる楽しい逸話を紹介している。
冠婚葬祭や農事など、日常生活の指針となる「こよみ」の仕組みや有用性、面白さがズバリ分かる!平成22年(2010年)までの休・祝日、旧暦、二十四節気、その他こよみ関連のおもな日が、一目瞭然!日々の暮らしに生かし楽しむための超便利なガイドブック。
整数25974の正体は?「整数」の森の奥は深い。そこには、未だ見も知らぬ不思議な世界が広がる。
離婚を戦いとり、一人息子と妹を抱えた生活は窮迫するが、嫩は書くことに生きる光明を見出していく。そんな折り、かつて幼い嫩を捨てて駆け落ちした母を捜して引きとった。こんどは母のわがままと気紛れに翻弄され、執筆時間を奪われる日々が始まるー。凄絶な苦闘の半生を毅然と描き切った自伝的長篇三部作「蕁麻の家」「閉ざされた庭」につづく完結篇である。
近年、急速に解読が進んだ神秘のマヤ文字。謎めいた碑文にはなにが書かれていたのか?熱帯林に横たわる廃墟の文明の全貌が明らかになる。
本書は一年三百六十六日(閏年を考慮して)の毎日に、その季節にふさわしい話題をとりあげて、短い文章で解説したものである。
日本の面積は増えている。日の出の時刻は変わっている…。平成16年版。火山・地震データ全面改訂。110番元素ダルムスタチウム。生命科学「プロテオミクス」「DNAチップ」ほか。
本書では、これまで理科年表編集部が受けたたくさんの質問の中から、「これはなるほど」、「これは知って便利」というテーマを選び出し、理科年表の部門「暦(こよみ)」、「天文」、「気象」、「物理/化学」、「地学」、「生物」に沿ってしぼり込み、できるだけわかりやすく解説しながら答えを書くよう努めました。
江戸時代、盛岡藩政下で考案・発行された「田山暦」と「盛岡暦」は、文字ではなく絵と記号で表現され、「めくら暦」と呼ばれた。相次ぐ飢饉による被害を少しでも防ぐため、農民向けに発行された「めくら暦」は江戸時代の人々の生活を伝える貴重な記録でもある。その内容を岩手県立博物館在勤中から研究を重ねてきた著者が、わかりやすく解説。
おもしろ話あれこれ。暦が語る日本の四季とくらし。
海外旅行から、長期滞在の人にまで使える生活基本単語約4000語を収録。単語には、繁体字も並記されているので、台湾旅行にも役立つ。ローマ字で日本語も並記しているので、中国人にも日本語が学べる。ワンポイント・アドバイスでは、中国の歴史や文化なども紹介。
個性あふれる車両、多彩な運行。日本一の私鉄特急網の魅力に迫る。
対テロ戦争ののめり込むアメリカ、じわりと国際社会で存在感を高めつつある中国、その狭間で浮遊する日本ー。『日経ビジネス』HPで評判のコラムニストが、政治・経済から文化、現代史まで、地球上の出来事を軽妙な筆さばきで料理する。