北辺の地にはぐくまれた清冽な抒情ー。四季折々にこと寄せて、自然との交感、出会いのかずかずを、おだやかな筆致でつづる珠玉のエッセイ。北海道の地名や地誌、遺跡や出土品などに、作家はアイヌ民族の心を読みとる。幼き日の追憶や、日常の周辺にそそぐまなざし…。戦後生活の諸断面が彩り豊かにあらわれる。
手軽につくれる野菜たち40種を紹介しています。新鮮野菜の収穫のよろこびを本書で味わってください。
本書は、二十世紀・百年間の新・旧暦対照表を中心に、月の朔望並びに二十四節気の日を収録しました。
人間と動物たちのあいだにゆたかな交流があったころ、猟師たちが、見たり、聞いたりした、猿、鹿、狐、狸たちの心あたたまるおはなし。
近年、光以外に電波やX線などが加わったマルチチャンネルでの天文学観測の成果が熟し、宇宙の大規模構造や、ビッグバン以来の宇宙進化過程に関する、新しい宇宙像が固まってきた。本書では、地球から幾多の星や銀河を経て、100億光年先の観測限界に至るはるかな視野を、順次ズームアップして、宇宙の総合的な展望を試みる。
日本の暦、世界の暦の移り変わりと、利用の仕組をやさしく解説。
暦算や歩合算、年齢算や植木算など昔から有名な算法がゆかいなマンガになった。2人の中学生と、なんでも知っている物知りおじいさんの楽しい会話やおもしろいマンガを読んでいけば、いろいろな計算のしくみが自然に身についてくる。
建暦三(一二一三)年、春。鎌倉に、一人の女の子がいた。名前は“末里妹”。幼い頃身寄りをなくし、記憶のない末里妹は、自分の本当の名前を知らない。十三夜の月を見ながら、由比ケ浜を歩くのが好き。穏やかな日々を願う末里妹。だが、婚約者である七郎が、兄のように慕っている小二郎が幕府への謀叛の波に巻きこまれていく。そして、末里妹もまた…。
住んでみたスイスという国、私が出会ったスイスたち…、ジュネーブ・レマン湖畔に暮らす著者が語る美しいスイスの自然と、人々の心象風景。
森と湖と白夜の国 自然保護も、ゴミの分別も、車椅子での旅行も、ホスピスケアも、全部あたりまえの静かで充実した生活。カラーイラスト&エッセイ。
明治・大正・昭和期に信州各地の農家で綴られた貴重な農業日記を克明に読み解き、さらに聞き取りによる証言を加え、農家の暮らしと勤勉な信州人の生きざまに迫る。
本書は、『平成6年天測暦』のうち、3級〜5級海技士(航海)試験受験のため特に必要な部分を抜萃し、計算練習に便利なように編集しました。