新年の若水、早春の摘み草、強い陽ざしになつかしい絵日傘、晩秋の肩かけ、暮の羽子板市。日々を丁寧に生きる著者ならではのしっとりとした情感をこめて暮しへの愛を綴る。最新エッセイ。
さまざまな事情から、夜ごと男たちに身を委ね、弄ばれ、肉体を切り売りしなければ生きていけない、哀れな女たち。外人相手の私娼お七、吉原に売られ、初めて客をとるかな、前借金2千円、年季5年で港町の廊に売られたちよ、進駐軍の客をとる女たち。悲惨な女たちの哀歌を、やさしい目で歌いあげた珠玉の短篇集。
LAMARCK(1744-1829年)フランスの植物・動物学者ラマルクの代表作。全3部初の完訳。第1部では動物分類の根本的問題と進化現象について、第2部では生命論と生理学について、第3部では心理現象の生物学的研究についてそれぞれ論じられる。刊行は1809年。ダーウィンの“種の起源”に先立つこと50年、文字通り進化論学説の創始をなす著作である。
この本は、最先端の宇宙論からベーシックな天文学の基礎知識となっています。
われらはふたりで一人、一人でふたり。われらは民の苦難を救い、また仏道をきわめることもできる。一人が空であれば、もう一人は海、すなわちわれは空海!独自の手法で神秘の人物像に肉迫する、歴史ゴシックロマン。
幸運の鍵を秘めた秘伝書。
気学で開運し相場もわかる本。
植物の織りなす不思議な世界。化学の諸法則はもとより、構造力学、水力工学、熱力学等にも精進し、水陸空の輸送技術、情報伝達技術、高度な計時能力を駆使する素晴らしいエンジニアの世界を、比較写真をふんだんに盛りこんで紹介する。
美しい英国の花や鳥、人々の生活感をつづる。しみじみイギリス気分。
理科年表は、第1冊から第61冊まで東京天文台で編纂をしてきたが、1988年7月1日、東京天文台が東京大学を離れ、文部省の国立大学共同利用機関の一つとして国立天文台に改組されたことに伴い、第62冊からの理科年表の編纂は国立天文台が行うこととなった。
むずかしいものとして敬遠されがちな思想の世界を、仮空問答の対話体で、わかりやすく縦横無尽に展開する。日常体験の中に根ざす思想の本質と、人生如何に生くべきかの真理を解き、哲学への関心を開かせる誘いの書。