本書では、自然環境を汚さず、健康と安全を第一に考えながら作物を育てようとする。農薬と化学肥料は用いず、有機農法と自然農法による環境にやさしい野菜づくりを、作物の生長過程を写真で追いながら解説。とりわけ、野菜づくりの大きなネックであった病虫害の発生を自然に抑える、その育て方のポイントを種別ごとに具体的に記す。家庭菜園で初めて栽培する人から、経験のある人まで、誰でもできる野菜づくり。
本書は、近世の検地と年貢を具体的・実証的に明らかにすることを第一の課題とし、それを通して石高制と百姓負担の全体(年貢・諸懸・郡村費)にアプローチしようとするものである。対象地域は、萩藩を中心に岡山藩ほかの中国筋諸藩に及んでおり、対象時期は、天正期頃から天保期頃までのほぼ近世全期にわたっている。
ご存知“遠山の金さん”とその父・景晋が巨悪に立ち向かう「長崎物語」。
ジョニー・ハイマス最新の写真集。いま、もっとも注目されているイギリス人写真家による日本の12カ月。心あたたまる懐かしい風景。きっと、やさしいあなたがみつかります。
浅草六区のいんちきレビュー劇場『紅バラ座』の作者柳井良平の脚本による『メジューサの首』と題する怪しげな演目で、一座の踊り子飛鳥京子・霧島ハルミ・紀藤美沙緒の三人が、一つの目を共有する“三人の魔女”の役を演ずることになったのだった。黒い手袋をはめた手が描き出す恐るべき“魔女の暦”とは…。そこには、「第一の犠牲者ー吹き矢 第二の犠牲者ー鎖 第三の犠牲者ーメジューサの首」という不吉な文字が並べられていたのだった。そして、舞台で踊りながら飛鳥京子が吹き矢で殺され、隅田川の橋の下では全裸の霧島ハルミが鎖で縛られて殺されていた。この猟奇的な踊り子連続殺人事件を金田一耕助はいかに解くのか…。他に、傑作中編「廃園の鬼」を併収す。
季節への想いを心をこめて綴ったどこから読んでも楽しいエッセイ集。
本書は、「東京新聞」朝刊の「TOKYO発」面に連載した「四季のこよみ」という、その日その時にちなむ漢詩を一日僅か一六一字にまとめた掌編エッセーです。
日本人と暦について、文化史の視点から書かれた唯一、最新最良の入門書!難解な暦の疑問をわかりやすく解き、日本暦学の初心者を広げる基本文献!歴史学・考古学・民俗学・社会学・文学などをめざす方々に役に立つ暦知識の宝庫。