整数25974の正体は?「整数」の森の奥は深い。そこには、未だ見も知らぬ不思議な世界が広がる。
江戸幕府による御用金の調達は、単に財政窮乏対策のためばかりでなく、大坂米相場の米価調節や諸藩の経済活動に対して金融的な機能を果たした。宝暦・天明期の大坂御用金の指定・上納・返済の過程を中心に、賦課する幕府の政策と賦課される側の町・商人の対応、御用金投入による経済効果ないし混乱の状況をつぶさに解明して、近世の借金・債券政策の実態を追究する。近世後期の金融・流通を担う御用商人や公的機関(三井組・大坂銅座・長崎会所・箱館産物所等)の業務・財政構造の綿密な分析とともに、近世経済史・金融史の基礎構造を照射した労作。
戦死者3500余人、特攻兵器ー魚雷艇、特殊潜航艇、人間魚雷・回天、震洋艇などに搭乗して“死出の旅路”に赴いた兵科予備学生たちの苛酷な青春。自らの死を自らに納得させ、一切の私情を捨てて生命を捧げなければならなかった若者たちの真実を数多の証言と資料を駆使して再現した感動の紙碑。
わたしは精一杯生きたいと手さぐりしてきた。はっきりした答えのないまま、アメリカへ行き、沖縄へ移り住んでみようとしている…。六十六歳にしてスタンフォード大学に学び、沖縄の習慣や行事に眼をみはる日々。貪欲に存分に人生を楽しみ、いのちを愛おしむ眼に映じた風景を切りとる珠玉のエッセイ集。
暦の歴史や用語、暦と年中行事などがわかる暦の小百科辞典。一般に市販されている「暦」に記載されている事項や、大安・友引などの暦注に関するものなどについて、わかりやすく解説した。
離婚を戦いとり、一人息子と妹を抱えた生活は窮迫するが、嫩は書くことに生きる光明を見出していく。そんな折り、かつて幼い嫩を捨てて駆け落ちした母を捜して引きとった。こんどは母のわがままと気紛れに翻弄され、執筆時間を奪われる日々が始まるー。凄絶な苦闘の半生を毅然と描き切った自伝的長篇三部作「蕁麻の家」「閉ざされた庭」につづく完結篇である。
花のお江戸を現代の目でながめた、誰にでもわかる社会経済史。米穀流通のしくみ、商品の江戸への入荷量、職人賃金の実態など、基本的な実例を上げて平易に解説。
微妙な季節感を全国の情景写真で紡いだビジュアルブック。
本書は日常生活で直面しそうな語彙を分野別に分類した関連語彙集である。14項目に大別し、さらに中項目、小項目に分類した。
オリエント、ギリシア・ローマ、イスラームそしてキリスト教世界…四つの文化圏にわたり、暦と祭りの今昔を織りあげる。
現代マヤに伝わる聖なる暦。深遠なメッセージと智恵が、ここには秘められているー壮大な人間進化の道しるべー。