「おれはお糸ちゃんの思いには応えられねぇ」突然余一に拒絶され言葉を失うお糸。悲しみの中、雨にうたれ熱を出し、気を失ってしまったお糸を助けたのはいったい誰なのか!?そんな折、以前、千吉と同じ陰間茶屋で働いていたという女形役者の大事な衣装が盗まれるという事件が起こる。困った六助は余一に相談をするが、疑惑をかけられた千吉は行方知れず、同じ衣装を用意するにも刻がない。果たして余一はこの問題をいかに始末するのかー話題沸騰の大好評シリーズ第五弾!
御徒目付矢内家の次男で、部屋住の栄次郎は、田宮流抜刀術の達人で、杵屋吉右衛門門下生でもあり三味線の名手でもある。ある日、渋江藩下屋敷に招ばれ、『京鹿子娘道成寺』を披露の最中、最初の異変を目撃する羽目になった。なんと藩主の能登守が顔面蒼白となり家来に背負われ席を退座したのである。一体、何が起きたのか…?やがて事件は、栄次郎を危地に…。
スタイリストの先駆者がいまこそ伝えておきたい、きものの楽しみ。白洲正子さんに教わった木綿のきものの着こなし、大人の女性ならぜひ着てほしい藍と白の浴衣。睦月から師走まで、季節を彩るきものに12のエッセイを添えて。『フィガロジャポン』好評連載、待望の書籍化。
旧暦と新暦の違いという基礎知識から、二十四節気と七十二候、十干と十二支、十二直と二十八宿、六曜と九星、雑節と五節句、地方暦や海外の暦まで詳しく解説。月と太陽、時刻制度と潮汐現象などの天文学的知識や貴重図版も多数収録した、古今東西の暦がこの一冊でわかる最新改訂版。五年分の詳しいカレンダー「新暦・旧暦対応表」付き。
農書・旧暦を読み解き畑や野菜の持つ力を引き出す。自然に寄り添う暮らしのすすめ。
「旬の味は、このうえない宝物」。巡る季節を楽しむということは、感じること。目で見て、香って、触れて、味わうこと。逗子在住の人気料理家が伝える、四季を味わうレシピ81品と、心地よく暮らす知恵。
居合の達人で三味線の名手矢内栄次郎は、奉行所の仕事ではないーとの断わり付きで奇妙な依頼を、与力崎田孫兵衛から受けた。それは、京橋の薬種問屋の楽隠居惣兵衛が若い女に溺れ、挙句、その女と暮らすと言って家を出、一カ月余も連絡をよこさず家人も心配しているので、真相を探ってほしい、というのであったが…。
一膳飯屋の看板娘・お糸は悩んでいた。長年、自分が想いを寄せている着物の始末を生業とする職人・余一にはきっぱりと振られてしまった一方で、浅草田原町にある紙問屋の若旦那・礼治郎からは嫁にきてほしいと言われたからだ。想い人を忘れることが出来ず、悶心とした毎日を過ごすお糸の姿をみて、長屋に住む達平が強引にお糸を余一のもとに連れて行った。余一はそこで自分の壮絶な過去を打ち明け、お糸とは夫婦になれない理由を告げる…。果たして二人の恋の行方は!?話題沸騰の大人気シリーズ、待望の大六弾!!
必ず宇宙がサポートしてくれる!古代マヤの神官が活用していた「宇宙とつながる」極意が満載!
代々八丁堀与力をつとめる浅岡家の娘・卯野は、髪を結うことが大好きで、きれいなものに目がない。武家の娘らしくないと母や周囲にたしなめられながらも、新しい髪型を試したり、町ゆく女たちの髪を眺めるのが何よりの楽しみだ。だがある日、当主である兄が、付け火の濡れ衣を着せられ…。運命に翻弄されながらも「好き」を力に変えて懸命に生きる少女の物語。書き下ろし時代小説。
1年12カ月の暦に従った生き方、季節の行事の味わい方。質素だけれど豊かに生きる、そんな暦女のススメです。
平穏な江戸に忍び寄る凶々しい殺気の闇が犯しはじめた!軽格ながら直参三人の斬死体が発見された。怨みか?内輪揉めによる立ち合いの果ての悲劇なのか?