直心影流の遣い手・橘円十郎は、江戸・日本橋高砂町の口入れ屋に居候しつつ、気の合う二人の牢人仲間である馬淵と宇佐美と共に気ままな日々を送っていた。が、日雇いの仕事の帰りに何者かの襲撃に遭ったことから、ある藩の御家騒動に巻き込まれることに。夜陰を切り裂く刺客の斬撃、飛び散る青火と鳴り響く金属音ー謎に包まれていた自らの素性をめぐって、円十郎の剣が冴える。文庫書き下ろし時代小説。
この暦は、あなたが書き込むことで完成します。捨てないで9年間保存してください。振り返ったとき、あなただけの最良の羅針盤となるでしょう。あなたの努力を無駄にしないための知恵ーそれが気学です。
今をときめくお狂言師の歌吉は隠密の手駒も務める。踊りを披露したこともある将軍家慶の養女精姫の嫁ぎ先として名の挙がる井伊家と有馬家の使者が、心中に見せかけて殺された。男は井伊家御用達の畳表問屋堺屋の跡取りで、歌吉を小鋸で斬りつけたお糸のもと許嫁。因縁のお糸から事情を探れという密命が。
中国は、なぜ、こんなことになってしまったのか?先進的な漢唐から遅れた明清に変わっていった原因は何か?中国の連綿たる前近代的体制を問いかける。“悲劇”は今日始まったのではない!
グレゴリオ暦によって西暦が確定した1582年(天正10年)から日本が西暦を採用した1872年(明治5年)までの291年間の歴史は二重の日を持っており、様ざまな混乱、誤解のもととなっています。本書はこの291年間について、すべての年月日を対照しています。また1年分を1頁に収めて、見やすく、照合が容易になるように工夫しています。使いやすく、便利なツールとして、歴史・文化史、国文学の研究者の座右に、また中学、高校から大学の図書館、公共図書館、博物館に広くおすすめします。
親子の運命の「紋章」を探せ!わからない子どもの心が見えてくる。
着物の染み抜き、洗いや染めとなんでもこなす着物の始末屋・余一は、職人としての腕もよく、若くて男前なのだが、人と深く関わろうとしない。一方、余一の古馴染みで、柳原土手の古着屋・六助は、難ありの客ばかりを連れてくる。余一の腕を認めながら、敵対心を燃やす呉服太物問屋の若旦那・綾太郎。朴念仁の余一に片思いをしている一膳飯屋の看板娘・お糸など…。市井の人々が抱える悩みを着物にまつわる思いと共に、余一が綺麗に始末する!!人情味溢れる筆致で描く、連作短篇時代小説。
18年の暮らしから生まれた「読む」料理本。人気日記エッセイ『日々ごはん』の「おまけレシピ」が待望の書籍化!141メニュー!
本書は、『讃美歌21』に収録されている讃美歌の旋律を主題とするオルガン曲が収録されています。音楽的内容は深いが、出来るだけ演奏のやさしい曲を選びました。時代的には16世紀から現代にいたる、地域的にも欧米に限らず広く世界各国から、そして日本では出版されていない曲を中心に収録しました。また、この曲集のために新たに作曲された曲も多数収録されています。
葉室麟の“幻の原稿”「狸ばやし騒動記」掲載!直木賞作家がもぎりをした落語会!
日本人なら知っておきたい!和の文化と日本の習わしの正しい解釈。旧暦(大陸文化)ばかりに起源を求める俗説を排した、初めての入門書。日本古来の風流生活作法=日本的スローライフの知恵を身に付けましょう。
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