辻斬りの現場を目撃してしまった、冬次の女房おまち。唯一の目撃者であるおまちが命を狙われた。そして、次々に同一人物による辻斬りが。探索に当たった北町奉行所同心・楓山主税助は旗本の容疑者を探り出したが、完璧なアリバイがあった。主税助は辻斬りの陰に隠された恨みの本質に迫ってゆく。
奉行から別御用を仰せつかった同心・楓山主税助。その御用とは、大身旗本の姫を知行地・下仁田まで護衛するというものだった。中山道を行く姫と守り役夫婦、それに中間を含めた一行に、街道を荒らし回る五丈原一味が襲いかかる。攫われた姫を追って主税助は敵の根拠地麒麟谷へ…。好評主税助シリーズ、書き下ろし第3弾。
魔暦元年、地獄界の魔王・龍骨鬼が突然目覚めた。地上の統治者、月氏三兄弟の抵抗もむなしく、世界は人外魔境と化してしまう。霊刀・波動剣を手に駆けつけた月氏の末弟、風魔の目の前で、兄たちが引き裂かれる。そして三本の波動剣も地獄の神々の手に…。かろうじて逃げのびた風魔は、あふれる憎悪を復讐の念にかえた。-兄たちの仇をうち、家宝・波動剣を取りもどす!-決意も堅く、敵の牙城・狂鬼島へ向かう風魔。そこで彼を待ち受けるものは何か!
江戸深川の東に暴虐な悪党どもが集まり住みついた、岡っ引きでも手出しが出来ない無法地帯があった。その悪党どもが江戸市中の複数の大店を、同日、同時刻に襲撃する情報を町奉行所が入手した。計画粉砕のため、主税助の孤独な闘いがはじまる。
「三身一体の剣か!」-居候をしている安田屋への帰途、三人の刺客に囲まれ、窮地に陥った橘円十郎だったが…。黒岩藩の国許で城代家老を暗殺した浦沢一刀流の郷士たちが、続いて江戸家老を亡き者にすべく出府。それを阻止しようと先手組頭の金重が、かつて共に闘った円十郎に助力を頼んできた。円十郎は、牢人仲間である馬淵と宇佐見に声をかけ、共にその依頼を受けることにしたのだが。文庫書き下ろし。
巨石に刻まれた痕跡が物語る縄文時代の英知とロマンと謎!古代史・天文学の常識を覆す金字塔!驚異的な記録の集大成。縄文人も太陽暦を使っていた。ストーンヘンジやピラミッドに比する、古代遺産が飛騨の山中にあった!夏至や冬至はもちろん、閏年まで観測していたことを証明する「金山巨石群」。その全貌を明かした初めての本。
教会暦にしたがって受難節から復活節、昇天日までを御言葉と共に。コロナパンデミックの中、イエスの死を見つめ、復活の意義を問う、気鋭の牧師たちによる渾身のことば!