図書室司書として働く天涯孤独な江上喬には、ずっと心の支えにしてきた小説があった。その著者である君塚映司を、そうとは知らずに年上の友人として慕っていた喬は、ある夜、酔ったはずみで彼に抱かれてしまう。「初めて会ったときから、どんなことをしてもほしいと思った」-戸惑う喬に、これまでにない強引さで脅すようにつき合うことを強要してくる君塚。やがて彼の真摯な優しさに身も心も惹かれるようになる喬だが、君塚の執着の秘密を知りー。
すべてはドーナツからはじまった。いとでつるしたビリーのドーナツ。4、5歳から。
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入居者が決まる部屋・決まらない部屋の違いとは?それは家賃ではなく、部屋の魅力によります。本書では、今ある設備を生かして、極力お金をかけずに付加価値を与えるリノベーションを提案。そのうえで入居者を呼び込む営業活動を行っていきます。空室に不安を抱えるオーナーさんも、これから不動産投資を始めたい人も、必ず押さえておきたい満室経営への極意を公開。
クラウドでつくる「目からウロコ」のWeb作成法。
渋谷駅はどうやって更新されてきたのかー1日280万人もの乗降客数をさばくメカニズムとは…。
マーチン・ファウラーが本書で真価を世に示してから15年、「リファクタリング」が当たり前で身近な作業となったいま、さらに読みやすくリファクタリングを施した日本語版、再誕。実践に照らした広範な訳文の見直しに加え、リファクタリング・カタログの使い勝手を向上。さらに、付録「Javaのバージョンアップに伴うリファクタリングをめぐる環境の変化」を収録。
音楽、出版、アート、写真、ゲーム、ファッション、二次創作から、不動産、金融、家族、政治まで。アフターインターネット時代の文化を駆動する新しい法の設計。クリエイターの“自由”を守り、表現を加速させる気鋭の弁護士の初の著書。
自分のルーツを900年もさかのぼって調べていくうちに、先祖探しの魅力にとりつかれた著者。行政書士の仕事をなげうって、いつしか先祖探し&家系図作成が本業に。図書館に通い、古文書を読み込み、お墓の拓本をとり、菩提寺や本家を取材し、依頼人の先祖の姿を生き生きと浮かび上がらせる。本書では、そのプロのテクニックを、実例を挙げて紹介。もちろん、自力で先祖探しをしたいという人のために、調査のコツも伝授する。
湯治客で賑わう短い夏が終わり、湯屋『狼と香辛料亭』はひと時の穏やかな秋を迎えていた。山々に囲まれたニョッヒラの秋の味覚を堪能しようと、いつも以上に張り切るホロとあきれ顔のロレンス。山での散策を終えて、籠いっぱいの土産とともに二人が湯屋に戻ると、入り口にはたくさんの人だかりが。「なんじゃ、よくわからぬが、色々な獣の匂いがしんす」湯屋『狼と香辛料亭』にやってきた、時季外れの珍客たちの目的とはー。書き下ろし短編『狼と収穫の秋』に加え、電撃文庫MAGAZINE掲載短編4本を収録した、湯屋での物語第3弾。
老後の質は、自分自身で作るもの。お金があるからといって幸せとは限らないー。精神科医として長年中高年の心のケアをしてきた著者は、人生後半で大切なのは「少ないお金でも心豊かに過ごすこと」だと説く。定年を意識し始める50歳から、「老後のためにお金を貯める」のではなく「いまを大切にしながら暮らしを考える」ことで、お金の不安を静かに解きほぐし、「楽しい老後」への道を開く!心が軽くなるスマートな生き方のヒントが満載。
ペリー来航から明治維新までの15年を彩る物語は、志士をはじめとする武家を主人公に描かれる。一方、公家たちは屈従を強いられ、歴史のうねりに翻弄された脇役として描かれてきた。だが、実際には公武合体から王政復古まで、彼らが果たした役割は大きい。天皇復権のため、有名無名の公家たちが志士たちを煽り、諸藩を相手に権謀術数を重ねたのである。激動の幕末維新期に裏から大政を操った彼らの姿を描く。
外国では、退位した王・皇帝に特別な呼称は用いない。ところが日本では、退位した天皇は「上皇」と呼ばれ、ときに政治の実権を掌握してきた。上皇による政治=「院政」という言葉は、引退しても権力を手放さない実力者のあり方を指す表現にもなっている。では「上皇」とは、どのような存在だったのか?二百年ぶりの天皇譲位を前に、上皇の歴史を辿り、現代における天皇・皇室、そして日本と日本人を考えるための視座を提示する。
「現役時代が車の運転だとすると、定年後は飛行機の操縦。上がるも下がるも腕次第」と本書は説きます。年金の範囲内で生活できる技術や態勢を整えてしまえば、現役時代よりもずっと気楽で、好きなことができるのが定年後。では、現役時代の「生き方」からどうチェンジしていけばいいのか。その答えが見つかる全81本の知恵の宝庫。本書は定年後を楽しむためのノウハウを満載した一冊です。
外国人は何を見たいのか。日本人は何を見せたいのか。明治初期、欧米の案内書では、「古き良き」文明の象徴として箱根の夜道が激賞される一方、日本側のガイドには、近代的な工場や官庁が掲載される。外国人による見どころランキングの変遷や、日本人による観光客誘致をめぐる賛否両様の議論を紹介し、日本の魅力はいったいどこにあるのか、誰がどう発見し、アピールするのかを追う。めまぐるしく変転する観光の近現代史。
判官びいきは日本人の特徴か。日本人はなぜロボットを友達だと思うのか。なぜ細部にこだわるのか。本当に世襲が好きなのか。なぜものづくりと清掃を尊ぶのか。なぜ義理を重んじ、周りの目を気にするのか。なぜこれほど長寿なのか。そもそも、日本人はどこから来たのか…。いまだに日本は世界の不思議だ。世界最高の学び舎、ハーバード大学の10人の教授のインタビューを通して、日本人も気づかなかった日本の魅力を再発見できる一冊。
湯屋をセリムたちに任せ、再び旅に出た元行商人ロレンスと賢狼ホロ。道中、小銭両替のため訪れたヴァラン司教領で、懐かしき人物ーエルサとの再会が二人を待っていた。司祭となったエルサは、教会の財産整理のため司教領に赴いたという。そして両替の見返りとして、一度踏み入れば生きては帰れない、呪われた山の調査をロレンスに頼む。そこには“錬金術師と堕天使”の秘密が隠されていてー!?さらに、借金地獄に陥った町をロレンスが商人の勘で救う、経済ファンタジーの面白さが詰まった中編に加え、ホロたちの娘ミューリと、聖職者志望の青年コルの結婚式(!?)の書き下ろし中編を収録。幸せであり続ける物語、第5弾!
「ガイア理論」の提唱者として知られる世界的な科学者が、近未来に人間の知能をはるかに凌駕する“超知能”が出現し、新たな生物圏を形成すると予測。人類が地球(ガイア)に君臨し、地球環境に大きな影響を及ぼしてきた産業革命以来の時代(=アントロホセン)が終焉し、“超知能”と人類が地球に共存する時代(=ノヴァセン)へと移行するという。地球における人間の役割は、自らよりも高い知能をもつ“超知能”という生命の進化を促し、ガイアの恒常性を維持することに転換するのだー。ガイア理論の先に議論を進め、地球と生命の未来を大胆に構想した興奮の書!