日本人の海外「流出」が注目を集めている。ワーキングホリデーの若者、子育て世代、富裕層、技術者や研究者、リタイア世代。日本をなぜ離れるのか。海外移住にはどんなリスクがあるのか。移住研究の第一人者が、当事者へのインタビューやデータをもとに実態に迫る。自由な環境で実力を発揮する人々から、悪徳業者に騙される若者、帰国したくてもできない離婚者まで、海外で暮らす人々の明暗と日本への影響。
異端裁判の舞台で、交差し浸透する二つの文化。審問官の文化と民衆の文化と。記録の断片から、ジグソー・パズルのように過去を構築する歴史家ギンズブルグ。
ナチスの大量虐殺はいかにして現実化したのか。科学的根拠を与えた精神医学者や人類遺伝学者達の深い関わりあいを克明に追跡、大量虐殺に当時の最高の頭脳が積極的に関与していった過程を鮮やかに描く。科学と政治、科学者の倫理のあり方を根底的に問い直し、問題の奥深さと普遍性を提示する、世界各国語への翻訳が進む労作。
“フジミ”の天才指揮者・圭の才能に惚れ、ライバル楽団“市民ファル”から芳野が入団。しかも彼は実力派バイオリニスト。悠季はコン・マスの座と、恋人・圭の愛を守るべく、芳野の挑戦を受けて立つ。(『コン・マスの光と影』)また、圭の愛情あふれる特訓が実を結び、名門中学でオーケストラ指導の職を得た悠季。だが、そこで待っていた手痛い“先礼”とは。(表題作)音楽家コンビの圭&悠季が奏でる熱く切ない愛の物語2編。大人気シリーズ第2部スタート。
本書は、こうしたカキ栽培を取り巻く環境の変化や、新しい技術・知見にできるだけ配慮して、作業改善の着眼点と進めかたを示したものである。
本書は、神人五井昌久先生のプラス思考、光明思想の辞書です。どのページを開いても、一読、心が安らぎ、生きる希望に満ちてくる不思議なエネルギーの本です。
健康診断が細かくなればなるほど「異常な子」がつくられる。母子保健、乳幼児健診、就学時・学校健診ー。繰り返される健診は、本当に受ける人のために役立っているのだろうか。健康診断が子どもたちを選別、管理するしくみを丹念に明かし、「健康強迫症の時代」を考える。
複雑系は経済学に何をもたらすか!自己組織化の概念を経済分析に応用し、経済学に新しい視野を提供するクルーグマン教授の意欲作。
日本を代表する火山の成り立ちを歩いて知るコース設定と解説。ハイカー・温泉マニアから防災関係者まで、幅広く使えるフィールドガイド。