テレビ朝日の深夜アニメ『クラウ ファントムメモリー』のエンディング・テーマ。S.E.N.S.の勝木ゆかり、初のヴォーカル作。ありがちな萌えアニメではない世界観〜キャラクターにマッチした哀感にあふれたノーブルな楽曲。アクティヴな挿入歌の(2)もいいですね。
テレビ東京系アニメ『月詠ーMOON PHASE-』のソング・コレクション。オープニング/エンディング・テーマ、挿入歌、門脇舞と松来未祐からなるユニット、巫女ツインズのキャラクター・ソングなどを収録。
3ピース・バンド、ザ・バックホーンのメジャーからの1stアルバム。聴き手に体当たりしてくるエネルギーと荒削りなサウンド、そして異常なまでのエモーショナルなリズム感が魅力。
沖縄音楽のコンピ“美ら歌よ”シリーズ第4弾。「花」「十九の春」「島唄」といった定番曲のほか、現在沖縄のミュージック・シーンで注目のアーティストの作品も収録した鮮度のいい内容。
5作目のソロ・アルバムは、アジアを舞台にしたシミュレーション・ミュージカル・ストーリー仕立て。そこは、ハードディスクとRAMに、16進法で描き出される世界。彼のサウンド・ワールドの中では、東南アジアも独特の冷気をはらんでいるのが興味深い。
舞台姿の愛らしい歌姫バルトリの新録音はベルカント派のサロン歌曲集。低音から高音まで十分にコントロールされた美声を駆使した完璧な歌唱技術は驚異的といって良い。歌詞の端々、音符の隅々にまで血を通わせた歌の説得力は比類なく、まさに絶品である。★
中国の旧都南京出身、日本でいう胡弓の二胡の名手として、現在、江蘇省歌舞劇団の副院長を務める朱昌耀の名演集。二胡の古典最高の名曲とされる二泉映月をはじめ、代表的な二胡曲が美箏に演じられている。伴奏の揚琴や古箏ともども、“歌う二胡”の面目躍如。
富野由悠季監督が原点に返り制作した『ガンダム』の新作。賛否両論別れているが、きっと“Z”のように何年か後に再評価を受けるのだろう。菅野よう子の音楽はとても管弦楽的で深みのある音楽を提供。(1)(10)の作詞井荻燐は富野のペンネーム。(23)は谷村新司。
和風ロック・バンドの中でも強烈な個性を持ったビジュアル系バンド陰陽座の、メジャーでは初のフル・アルバム。キャッチーなメロディ・ラインと和音階を巧みに取り入れたサウンドが炸裂。
現役メタル・アクトたちによるアイアン・メイデンのカヴァー集。欧州圏のバンド中心だが、日本独自ヴァージョンとしてわが国で人気急上昇中の陰陽座が新録音源で参加。各自が個性を活かしながらメタル独特のドラマ性をさまざまな思い入れで描く好企画だ。
インディーズ時代に発表したオムニバス2作に収録されていた4曲と、マキシ・シングル「桜花ノ理」のカップリング曲2曲の新録、書き下ろし新曲2曲を収録したレア・トラック集。ライヴでも重要な曲ばかりなので、ファンにとっては思わぬプレゼントとなったはず。
しっかし、戸川純って芸能界における自分の役割をしっかり把握していたんだな。スパイ活劇風のハード・ポップ(1)で始まるこのアルバムも、日本のロックにはまれな出血大サービス盤。ロリータ趣味の殿方にもオススメできる美味しい幕の内弁当です。
「MOONLIGHT SHADOW」などのシングル収録の97年発表作品、リマスター再発盤。小室哲哉、朝本浩文、高見沢俊彦といった充実の作家陣が楽曲を提供。シングルなどを追加収録。
“復活・再生”と名付けられた2年ぶりのアルバムは、バンドの過去と未来を繋ぐ全74分を越える大作。軽やかなビートと多彩なギター・サウンド、清涼感あふれるヴォーカル、コーラスとキャッチーなポップ・ロック・ナンバーを揃え、しなやかに大空を飛翔している。